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「TERAKOYAプロジェクト」がESD岡山アワード2017 岡山地域賞を受賞しました!

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ダフェプロジェクトのTERAKOYAprojectが2017年度のESD岡山アワード岡山地域賞 2事業に選ばれ、先日表彰されました。

 

TERAKOYAprojectはネパール国内で実施された コミュニティー学習塾支援・縁筆募金・女性の自立支援の総称です。震災直後の2017年7月から始まり、現在も続いているネパール支援活動です。

 

TERAKOYAprojectとは?
TERAKOYA学習塾とTERAKOYA縁筆プロジェクト、TERAKOYA学習塾に通う母親達への就業支援であるTERAKOYA縫製訓練学校の総称です。
 
TERAKOYA学習塾はネパールのローカルNGOであるビジェタ エコ コミュニティーがヌワコット郡からの震災避難住民の子供たちに対する教育支援として2015年の震災後から始めました。
 
TERAKOYA縁筆プロジェクトはTERAKOYA学習塾の運営資金を調達する手段として2015年8月から始めました。現在は縁筆を通じてネパールと日本の人たちをつなぐ多文化共生プロジェクトに発展しています。
 
TERAKOYA縫製訓練学校はTERAKOYA学習塾に通う子どもたちの母親に職業訓練をし自立をさせるためのプロジェクトです。

 

 

TERAKOYAprojectを紹介したPVです。

 

 

 

応募のあった14事業の中から5事業が選ばれ、10月21日に岡山のコンベンションセンターで公開プレゼンテーションをしました。

 

 

当日使ったプレゼンテーション資料はこちらです。↓制限時間は7分間。とても7分では言い尽くせなかったですが、、、、

  スライドを全部見てみたい方はこちらをクリックしてください。

 

 

 

公開最終プレゼンテーションの後、4人の審査員による審査があり、2団体が選ばれました。

 

 

ダフェプロジェクト代表の江見優子さんが壇上で表彰状を受け取りました。おめでとうございます!

 

 

ダフェプロジェクトの江見さんの受賞の喜びを語ったスピーチです。

 

 

 

 

こちらは同じく最終選考で選ばれた「グローバル人材の育成とESD思想の普及と定着」  団体名:特定非営利活動法人 こくさいこどもフォーラム岡山さんです。

 

学校では学ぶ機会の少ない国内・地域および国際的な題材について、有識者からの講座を受講したり、自分の考えを十分に相手に伝える能力を身につけるために論文の提出あるいはプレゼンテーションを実施する等の学習の場を提供することにより、岡山県下の子どもたちが日本人としてのアイデンティティーと国際感覚を兼ね備え、グローバル社会に適応できる人材に育つことを目的とする活動を20年以上にわたって続けられてきたことが評価されての受賞です。

 

 

 

 

大森雅夫氏(おおもり・まさお)岡山市長様による激励スピーチ

 

 

今回TERAKOYAprojectが岡山地域賞受賞した決め手になったのは、縁筆プロジェクト、縁筆募金の地域に根差した活動が評価されたからではないかと思われます。

 

 

 

縁筆は「ユニバーサルステーショナリー」であり「グローバルコミュニケーションツール」になれるファビュラスな筆記用具なのです。

 

 

 

ダブルスンダリによる受賞後の記念撮影。

(/・ω・)/わーい わーい

 

 

 

「ESD岡山アワード2017」の国内外を対象とするグローバル賞については、予備選考を通過した授賞候補事業11件(応募総数:29か国より44件)の中から、審査会を経て、以下の授賞事業2件が決定しました。
 

 

「地域コミュニティの社会・経済的発展に向けた統合的な伝統芸能の保存」<デウィ・フォルトゥナ・コミュニティ学習センター(CLC)>[インドネシア]

【事業概要】クラテン(Klaten)は、セウ寺院(8世紀)、プランバナン寺院(10世紀)の遺跡を含む遺跡群がユネスコ世界遺産に登録されている文化都市である。しかし、グローバル化の負の影響、金融危機等により伝統芸能が衰退しつつある。デウィ・フォルトゥナ・コミュニティ学習センター(CLC)は、伝統芸能を学ぶ機会を提供しており、2005年に伝統芸能保存機関から表彰を受けた。
また、日本の田村史子氏(現筑紫女学園大学准教授)と協力し、2006年の大地震の被害(死者1,045名、負傷者18,127名、避難者713,788名、家屋被害32,377棟、学校倒壊398校)による心の傷を癒すため、ワヤン・クリ(Wayang Kulit、インドネシアのジャワ島やバリ島で行われる、人形を用いた伝統的な影絵芝居)を32カ所で無料上演し、クラテンのCLCアワードを受賞した。しかし、2010年のムラピ火山の噴火によるさらなる被害により、地域コミュニティのぜい弱化、伝統芸能保存の危機に拍車がかかっている。そこで、私たちは、地域コミュニティの経済・社会・文化的な発展を目指し、伝統芸能の保存に、識字教育、技術訓練、起業促進などの要素を組み入れながら取組を行っている。

 

 

こちらは事業紹介のビデオです。

 

 

 

「ケララ子ども農業科学会議(KBKSC)」
団体名: RCEティルヴァナンタプラム[インド]

 

【事業概要】ケララ子ども農業科学会議(KBKSC)は、ケララ州の生徒の農業への関心を高めるために、RCEティルヴァナンタプラムが実施している事業である。急速に消費主義的経済が広まり、子どもたちは、ケララ州が持つ農業における豊かな遺産に対する自覚を失っている。
そこで、農家と学校が協力し、現代的および伝統的な農業を学ぶ機会を設けることで、高齢者と子どもたちが、共に未来のために食料を作るようになっている。最近の主要テーマは「オーガニックなケララ、健康なケララ(Organic Kerala: Healthy Kerala)」である。研究論文の発表や、展示、文化イベント、ドキュメンタリー・映画祭をはじめとする様々なコンテストも実施しており、ケララ州の14地区の学校が本イベントに参加している。

事業紹介のビデオです。

 

 

山陽新聞10/22朝刊
ダフェプロジェクトの江見さんが映り込んだ写真も掲載されています!(/・ω・)/

 

 

 

 

この栄誉と喜びを皆様と分かち合うために11月6日まで岡山市内のネパールカレーレストラン ナマステタンドールで「ナン半額キャンペーン!合言葉は「おめでとうterakoyaプロジェクト」 ESDアワード岡山地域賞受賞祝賀キャンペーン」←詳細はここをクリック 実施中です!

 

先着50名様までです!

 

 

 

 

 

 

 

 


第一回SILCネパール支援活動報告勉強会をしました。

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画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる、テキスト

 

2017年11月25日に東京中野でネパール支援に関する勉強会をしました。

(当時のフェイスブックのイベントページはこちらです。)

 

2017年11月5日にフェイスブック上でネパール支援に関する勉強会を呼びかけました。↓

 

「最近フェイスブックを通じて「ネパール人とネパールのためにいつもありがとうございます」とか「わたしもスンダリさんと一緒にネパールのソーシャルワークのお手伝いをしたいです」といった日本語のメッセージをネパール人留学生からいただくことが多くなりました。ネパールの方から直接そういうお言葉をいただくことは私にとっても励みになりますし、とてもうれしいことです。日本に拠点を移して活動をするにあたって、現在日本にいるネパール人留学生の方とも協力し合いながら、より良い活動を提案、推進していけたらいいな、と思っています。

そこで、私が17年間のネパール生活の中で抱いていたネパールの社会に対するいろいろな疑問や質問、ネパールに必要な支援の在り方について、日本の暮らしを長年経験した留学生さんたちに聞いてみたいと思い、このような会を開くことにしました。

現在お声掛けしている留学生の方は2-3人いますが、もう少しいろんな人の意見を聞いてみたいと思いましたので、興味のあるかたにお声掛けしようと思ってこのようなイベントを立ち上げました。このイベントに興味のある日本人の参加も受け付けます!

イベントページの参加ボタンを押したひとには、あとで参加の意思を確認するメッセージを送ります。確認が取れてから当日の会場をお知らせします。11月25日土曜日夕方6時~9時半まで中野駅より徒歩5分の会場に来れる方。会費として留学生1500円、一般2000円を当日集める予定です。」

 

こういう呼びかけをして、参加者を募りました。

 

ちなみに、

 

SILCスンダリ国際支援連絡会議ってのは

 

Sundariスンダリミカによる
International Support国際支援の
Liaison連絡
Conference会議


の略でございます。m(__)m

 

自動代替テキストはありません。

 

 

 

ネパールをはじめとする南アジア途上国の社会問題について、国内外の学生、社会人が共に考え、より良い途上国支援活動のためのネットワーク作りや資金調達が出来ないものかと考えて、現在一般社団法人を立ち上げようと準備中です。活動内容の参考のために広く皆さんの意見を聞いてみたいと思い、今回このような勉強会を開きました。

 

 

 

そして、当日集まった日本人と留学生は全部で13人でした。

 

画像に含まれている可能性があるもの:6人、座ってる(複数の人)、室内

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、室内

 

 

 

3人のネパール人留学生の方に発表をしていただきました。

 

画像に含まれている可能性があるもの:3人、、スマイル、座ってる(複数の人)、テーブル、室内


ネパールからの留学生、ビニタ タパさんは神奈川県の外国人スピーチコンテストで2位になったときに発表した「私の生きる道」というスピーチをしてくれました。(ビニータさん(柏木実業専門学校)が準V留学生のスピーチコンテスト)
 

ビニタさんはカトマンズのゴカルナの出身です。

 

今年の8月31日に初めて以下のようなメッセージをいただきました。


「ネパール人で今日本に留学しています。ミカさんは日本人なのにネパールの事を愛してネパール人の為に色々事をやってたの見て本当にありがたいと思います。ネパールで色々な良い事をやってますので本当にありがとうございます。もし私も何か手伝ってあげられる事があれば是非教えて下さい。ミカさんと一緒に頑張って行きたいと思ってます。」


最近は日本人のグループにネパールダンスを教えてくださっています。


ビニタさんと初めて会った時、ご両親の愛情をたっぷり受けて育ち、それでいて厳しく躾けられた娘さんなんだなと思ったのですが、このスピーチを聞いてビニタさんをこんなにしっかりした娘さんに育てたのはビニタさんのお祖母ちゃんなのだということが分かりました。ビニタさんは超が付くおばあちゃん子だったそうです。

女性が安心して学べ、男性以上に活躍できる、アジアの先進国日本で学ぶことがビニタさんの夢でした。福島の日本語学校を卒業するころには日本語能力試験の2級も合格し、ITの専門学校に進んでからはいろんな資格を取ろうと決め、勉強に励んでこられました。

来年の4月からは日本での就職も決まり、ここまでの人生は計画通りのようです。

しかし、彼女の本当の夢はいつか祖国にかえったときに、日本で積んだ経験をもとにネパールの女性たちの自立や地位の向上に貢献できるような女性になることです。

わたしもその夢を応援していきたいと思いました。素晴らしい経験とお話をありがとうございました。

 

 

 

 

現在日本の大学院で博士課程を学ばれているカナイ ラル チョウダリさん

 

カナイさんは西ネパールのDang の出身です。以下は、カナイさんからの自己紹介メッセージです。

 

「城西国際大学大学院で人文科学研究科比較文化を研究しております。ネパールはフェミニズムについて大学院で研究がはじまっていないので女性文学,フェミニズムなどの勉強始まったら女性の地位に役に立つと思います。教育が下がると女性の地位がどこでも低くなります。ネパールと日本の女性の地位を比べるとネパールの女性の地位がすごい低いですので私の研究はそれはなぜでっしょか?どうすればネパールの女性の人生が良くなると言う研究をしております。」


2017年5月に東京で10日間開催したネパール支援報告会の会場にきてくれたご縁でお声掛けしました。

 

 

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる

 


今回集まった人たちの共通の関心事として、途上国の女性たちの自立と地位の向上というテーマがありました。カナイ ラルチョウダリ さんは大学でジェンダーの研究をされていて、ネパールの女性たちの地位の向上のためにはどういった視点からアプローチしていったらいいかということを発表されました。
 

お話の中で詩や小説といった文学を通じて女性の生き方や苦しみを伝えていくということが効果的であるということにも触れられました。そのなかで、ジャマクギミレさんという方の事を紹介されました。ネパールのヘレンケラーと呼ばれている女性です。


ジャマク ギミレ
https://www.youtube.com/watch?v=aRG8zXjqbvY


ジャマク ギミレさんは脳性マヒで重度の障害を負いながらも学ぶことをやめず、後に詩や小説を沢山発表しました。「人生は刺か花」という自叙伝は Madan Puraskar という文学賞を受賞したことで有名になりました。
最近赴任したばかりの在日本ネパール大使も女性だということですが、女性の大使が赴任されたのは実に70年以上ぶりだということです。


Prativa Rana Ambassador
http://www.nepalembassyjapan.org/?page_id=79

 


ネパールの女性たちの活躍を応援する男性のカナイさん。男性のサポート無くしてネパールの女性たちの地位の向上はありません。素晴らしい研究をされている方だと思い、尊敬いたします。

 

 

 

 

ルケス ゴサインさんも現在日本の大学の修士課程で日本語日本文化の研究をされています。

バクタプルご出身です。


武蔵野大学大学院 言語文化研究科言語文化専攻•ビジネス日本語コース Masters of Arts in Business Japaneseに在学中
ネワール民族の民俗打楽器であるディメの奏者でもあり、現在東京でディメのクラスの講師もされています。

 

大学での研究発表のスライドやスピーチコンテストの動画がネットにあったので、紹介します。

 

差別のない社会へ 差別のない社会へ <授業用発表ppt>
https://docslide.net/docum…/ppt58a8fa561a28ab837c8b5b49.html

 

『日本に留学して、外国が喋れるようになって気付いたコトと考えたコト』第11回武蔵野大学日本語スピーチコンテスト~スピーチ本番
https://www.youtube.com/watch?v=9nyLveCbGn0&vl=ja

 

画像に含まれている可能性があるもの:5人、座ってる(複数の人)、室内

自動代替テキストはありません。

 

 

自己紹介および将来の夢などをかたってくれました。
ルケスさんは子供のころから日本の漫画が大好きで、日本が好きすぎてついに日本に留学したという模範的な留学生でした。


ルケスさんの最近の目標は
人の役に立つ
喜びを咲かせる
交流と相互理解
伝統文化を守る


に置いているそうです。


ボランティアで日本の小中学生と文化交流活動をしているそうです。ネパールのことを伝えたり、ディメのクラスを通じて自国の文化を日本の方たちに知ってもらいたいと思っているルケスさん。今回は残念なことに一時間ほどしか勉強会に参加できなかったのですが、次回はもう少しゆっくり話を聞くことが出来たらいいな、と思いました。


来年大学院を卒業されるそうですが、卒業後どのようなお仕事につかれるのか楽しみです。

 

 

 

 

参加者からの質問に対する質疑応答が白熱した場面もありました。

 

公益事業の団体を立ち上げるにあたって、活動や理念を先に決めるのではなく、組織作りから始めたほうが、活動や理念を実現しやすくなる、という内容の議論や、途上国への金銭的な支援は国家間でのみ可能なのであり、民間レベルの支援や交流は人づくりや組織・仕組み・ネットワークくらいしかできないのだ、ということについての議論がありました。

 

日本からの支援金に頼ってすすめられる支援事業は、果たしてネパールとネパール人にとって継続可能な発展をもたらすのかということを考えさせられました。

 

私がネパールで体験したことや失敗を共有しながら、人と団体と予算をつなげていくことが出来たらいいな、と思っています。

 

画像に含まれている可能性があるもの:3人、座ってる(複数の人)、食事(複数の人)、テーブル、食べ物、室内

 

 

 

 

参加者から寄せられた感想の一部を紹介します。


「とても勉強になることばかりで、また次の機会にも是非参加できたらと思っています。この間はあまりネパールの方の意見を聞く機会がなかったので、もっと話を振って解決すべき問題を引き出せていけたらいいなと思いました。」 日本人・女性・大学生


「 It was great time for me to met with you and others great people who had been coming there . As well it was great chance to hear different people,s different opinion about Nepal and Nepali people. 」ネパール人・男性・社会人


「本日は誠にありがとうございました。また、イベントに誘って下さい。楽しかったです。 」日本人・男性・社会人


「昨日お疲れ様でした。勉強会に参加できるチャンス頂いて、ありがとうございます。私もミカさんから習いたい事がいっぱいありますので、これからも宜しくお願いします。」ネパール人・女性・留学生


「今日はありがとうございました。(中略)亜細亜に興味があります。(中略)アジアのこと色々と勉強したいと思っています。今日のネパールの方のお話を聞いて、中国の農村を思い出しました。又、ちょうど今週、中3の子たちの調べ学習に女性の地位に関するものもあったので、興味深かったです。(中略)有意義な時間でした。」日本人・女性・社会人


「お疲れ様でした…とても楽しく、よかったですよ^ ^コミュニティは様々な意見があってしかりです。ですが、論争の観点が一点にこだわる様な議論は、悪くはないですが、前に進みません…」日本人・男性・社会人


「(発表の内容を)ほめてくれてありがごうございました。頑張っていきたいと思います。」ネパール人・男性・留学生


特にテーマを設けずにフェイスブックのつながりだけで
お声がけした参加者のみなさま、ありがとうございました。 また機会があればご一緒しましょう。

 

 

 

 

 

 

スンダリ国際支援連絡会議のロゴマーク

南アジアの国々とレッサーパンダちゃんのイラストが目印です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年3月2日~10日9日間TERAKOYAプロジェクトを訪問するスタディーツアーをします

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2017年10月 ESDアワードで岡山地域賞を受賞した岡山のダフェプロジェクトさんが、来年の春に2年ぶりのネパールスタディーツアーを実施します。

 

岡山を拠点にするダフェプロジェクトさんは岡山空港からの出発になりますが、3月2日までにネパールのカトマンズに来ることができる人なら、全国どこからでも参加できます。

 

TERAKOYAプロジェクト、ぐるぐる山羊バンク、バッテダンダ女性農業組合支援、縁筆プロジェクト、世界遺産清掃活動ボランティアに興味のある方がいましたら、この機会に参加を検討してみませんか?

 

 

私が2月からネパールに出張する予定があり、私の滞在中に予定を合わせて活動地を回ってみたい、というダフェプロジェクトさんのリクエストにお答えして、現地集合、現地解散のスタディーツアーを企画しました。参加費は現地7日間の宿泊費、食費、アクティビティー費、NGOへの寄付などを含みますが、ネパールまでの往復の航空券、ビザ代、旅行保険代は含みません。

 

 

TERAKOYA Projectをあなたの目で確かめよう!!

2018年3月2日(金)~10日(金)(9日間) 最少催行人数6名
費用/旅行代金:82,000円 
代金に含まれているもの:アクティビティにかかる経費・全食事・宿泊費・空港までの送迎・現地NGOへの寄付金
代金に含まれていないもの:自宅から国際空港までの交通費・国際線航空運賃・ビザ代・旅行保険

 

<日程>

 

日数

予定 ※現地の状況で予告なく予定が変更になる場合があります。

1日目

3/2金

18時までにカトマンズ指定ホテルに集合、

ホテルにて歓迎夕食会  (ホテル泊)

2日目

3/3土

世界遺産清掃ボランティア 市内観光 買い物 

民族舞踊鑑賞ディナー(ホテル泊)

3日目

3/4日

ソーシャルワークスタディアクティビティ (NGOゲストハウス泊)

4日目

3/5月

公立小学校にて交流交換授業  

TERAKOYA学習塾交流会 (NGOゲストハウス泊)

5日目

3/6火

マイクロファイナンス・ソーシャルビジネス学習     

(バネパステイ民宿泊)

6日目

3/7水

バッテダンダホームステイでタマン民族の農村生活を体験し村人と交流する1 (バッテダンダ泊)

7日目

3/8木

バッテダンダホームステイでタマン民族の農村生活を体験し村人と交流する2 (バッテダンダ泊)(バッテダンダ泊)

8日目

3/9金

17時までに指定ホテル集合までフリータイム     

18時半カトマンズ空港送迎

9日目

3/10土

岡山空港着にて解散

 

お知らせ:6・7・8日をフリータイムとして過ごすオプションもあります。ただし事前申し込みが必要です。別途ご相談ください。(参加費返金制度あり。)フリータイム中は自己責任で行動してください。フリータイム中にカトマンズを離れる場合は、帰国便に間に合うように無理のない移動時間を計画してください。

 

**ツーアのポイント**


<教育 >TERAKOYA学習塾を訪問して子どもたちと交流しよう!

 

 

 

 


<環境 >世界遺産寺院をあなた自身の手で清掃しよう!

 

 

 


<女性 > ネパールの女性農業組合のリーダーに会ってみよう!

 

 

 

 

 

プログラムの後半(6・7・8日目)はフリータイムに変更することもできるのでリピーターさんにも参加しやすいプログラムです。

 

 

ツアーに関する詳細は下記へお問合せください。

 

ダフェプロジェクト  http://danfeproject.jp/ 

岡山市北区下石井2-9-67 1F

 TEL: 080-4267-4789

admin@danfeproject.jp

 

スンダリ国際支援連絡会議

sundarimusic.info1@gmail.com

 

 

 

 

 

 

 

 

ドキュメンタリーフィルムWASTE MANDALA のご紹介です。

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WASTE MANDALA

(2015年9月25日イタリアで初公開)
http://www.wastemandala.com/en/
 

 

2014年5月3日 カトマンズ バサンタプルで行われた環境保全NGOグリーンソルジャーによる、廃棄物によるマンダラアートキャンペーンのドキュメンタリーです。わたしも撮影があった日にスワヤンブーのゴミ拾いに参加したのでちょこっと出演しています。


エンドロールにも MIKA TAKAGIって出ていて、ちょっとびっくり。ありがとうございました。


ネパールの震災があった丁度その日、WASTE MANDALA から1年後のネパールを取材しに来ていたイタリアの撮影クルー達は、バグマティ河の清掃シーンを撮影後、スワヤンブナートでほかのメンバーと合流しようとした時に被災しました。

 

 

私とグリーンソルジャーの出会いについてのブログ記事はこちらをご覧ください。

グリーンソルジャー スワヤンブー清掃活動に行ってきました

 

関連記事として、こちらもご紹介します。

ネパール人の神様への敬意の感覚とゴミ問題

 

 

オープニング

何もしなければ何も変わらない。

 

台本無しの迫真の語りが素人離れしている代表のアチュートグルンさん。

 

 

スワヤンブナートといえば猿。猿がプラスティックボトルをおもちゃに遊んでいる。

 

 

10年以上前からのお友達のサファラ先生。

 

ここでMIKATAKAGI登場!

 

マイグローブ持参で清掃活動に参加している唯一のメンバー。グローブは東日本大震災の時に清掃ボランティアとして参加した時に自分で購入して持参したゴム手袋。使いやすくて気に入っているとコメントしている。

 

今はなくなられたメンバーもいる。

 

彼に誘われて初めてグリーンソルジャーのごみ拾いに行った。彼は震災の前に心筋梗塞でなくなっている。

 

 

 

ラジオネパールのアナウンサー。ハリサランラミチャネさん。アチュートさんとは同郷のよしみで仲良し。

 

掃除しても掃除してもまた元に戻る

 

WASTE MANDALA キャンペーンを前に、スワヤンブナートに集まる参拝客に不法投棄をしないように呼び掛けるキャンペーンをすることを会議中。

 

拡声器を使ってアピール。ゴミはゴミ箱へ。もしくは各自家庭に持ち帰る、もしくは、決められたやり方で処理する、などの啓蒙スピーチ。

 

参拝客が足を泊めてくれるように歌を歌う。外国人によるネパール民謡に道行く人も足を止める。

 

手拍子や笑いがあふれる。

 

メンバーにも思わず笑みが。

 

掃除した翌日からまた何事もなかったかのような不法投棄。

 

お坊さんとの対談。

 

不法投棄されたごみで曼荼羅を書くというキャンペーンに協力してもらう。

 

ラジオでイベントへの参加を呼び掛けるアチュートさんとアナウンサーのハリサランさん。

 

 

曼荼羅の形状や大きさについての会議。

 

お坊さんとの最終打ち合わせ。

 

WASTE MANDALA キャンペーン当日 まず、地面に設計図となる地図を描く。

 

 

集められたごみを色ごとに分類して曼荼羅を描くように配置する。

わたしもペットボトルのキャップを並べました。

 

WASTE MANDALA から1年後。

 

朝刊の記事に目を泊めるアチュートさん。

 

カトマンズ市がプラスティック袋に関する新しい取り決めを法案化。これ以降徐々にスーパーマーケットではマイバックに切り替えられ、プラスチックの買い物袋は使用できなくなっていく。

 

何万人という信者のいるインドのカリスマヨガのグルがカトマンズを訪問し、ごみ拾いキャンペーンに参加。

 

バグマティ川を毎週清掃するネパール軍隊と一般市民。

 

2015年4月25日土曜日 バグマティ河の清掃とスワヤンブナートの清掃のチームに分かれてゴミ拾いをしていたその日、ネパールをマグネチュード7.8の地震が襲った。

 

 

この清掃活動の2時間後にネパールを未曽有の大災害が襲う。

ドキュメンタリーもここで終わる。ドキュメンタリーの撮影クルーもネパールの再生を祈り、この映画の公開とともに、ネパール震災への義援金を集め始めた。

 

エンドロールに MIKA TAKAGIの名前が。ありがたやありがたや。

 

 

WASTE MANDALA  のHPはこちらです。

http://www.wastemandala.com/en/

 

Vimeo に登録して5.9ドルで鑑賞することができます。

 

 

ネパールのスタディーツアーに参加してグリーンソルジャーと一緒にスワヤンブナートを清掃活動してみませんか?

詳細はこちら↓

 

2018年3月2日~10日9日間TERAKOYAプロジェクトを訪問するスタディーツアーをします

 

 

 

 

 

 

日本留学をはたしたネパール人女子留学生に対し進路に関するオリエンテーションをしました

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2017年12月25日に2017年の10月生として日本に来日したばかりの

ネパール人女子留学生たちとモモ&鍋忘年会をしました。

 



こちらの学校は開校したての新設校なのでまだ卒業生がいません。日本での生活や今後の進路についてネパール語でわかりやすく話してくれる先輩や実際の体験談をきく機会がないのが心配でした。スンダリミカによるSILCスンダリ国際支援連絡会では、彼らが在籍する日本語学校の先生と相談し、女子寮で食事の支度をしながら日本での進学・進路についての話をネパール語で聞く会を開くことを提案し、校長先生の理解と承認を得て費用の協力してもらえることになりました。

 

 

インターナショナルスクールのイラスト

 

いや、、、正直なところ、もし費用のサポートうけられなかったらどうしよう((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 

とおもっていましたが、学校の理解と協力があって本当に助かりました。

 

 



さらに地元でネパールレストランを営む女性店主と沿線の専門学校で学ぶネパール人女子留学生のサポートを得て、12月25日にモモ&鍋忘年会をコーディネートすることが出来ました。

 

 

サポートをしてくれたネパールレストランはこちらです!

ネパール料理ANITA (アニタ)

 

アニタのおすすめメニュー

ちょいのみセット

MOMO、スパイシー鳥皮、ピーナッツの香り和え+ドリンク1杯

 


タンドリーチキン、じゃがいものスパイシーマリネ、サラダ+ドリンク1杯

 

ちょいのみセットは900円です!

夜はハッピーアワーもあって、ハイボールやビールが300円です!

 



留学生のグループリーダーたちと駅で待ち合わせて女性店主の待つネパールレストランへ。鍋をするために必要なカセットガスコンロと大鍋、モモ蒸し器などを借りました。レストランから歩いて5分の業務用スーパーに行き、食材を購入。日本語学校から支給された1万円を予算に野菜や肉、使い捨て容器などを買いました。

 

今回はネパール食モモ以外に日本の冬の伝統的家庭料理「鍋」を食べてもらいたいと思い、鍋の準備もしましたが、ここで気を使ったのは入れる食材。基本ネパール人は豚や牛を食べない人が多いのと、魚は生臭くていや、という人もいるので、水炊きをイメージして、手羽元を1.5㎏購入しました。

 

 

鍋の出汁はパックに入った「寄せ鍋」にしました。1パック97円!業務用スーパーってやすい!

業務スーパーで買いたい「鍋においしい食材」おすすめ11選! 良コスパの牡蠣・タラ・鶏だんごほか

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最初に写真撮らなかったから、最後の方はごった煮みたくなってしまってまずそうですが、、、鍋いっぱい作って最後はタッパー一つ分しか残りませんでした。豆腐が食べられない子がいたのにはびっくりです。味がないから嫌なんだって。

 

 

 



寮についてからは早速食材を刻みモモと鍋の準備。半年前に入学していた男子のリーダーも参加し、モモを包みながらまずは先輩の経験談をきくことから。

 





経験談を話してくださったのは、来日3年半超えたネパール人女子留学生さんのビニタさんです。彼女はネパールでは3カ月日本語を勉強してきたそうですが、日本語学校に在籍中の2年間でN2を取得し、専門学校卒業前の現在、来年4月からの日本企業への就職も決まったという超がつく日本留学成功者。彼女の努力と日本での生活の経験を語ってもらいました。

 

 

 

 



つづいて、参加者一人ずつ日本語で自己紹介をしてもらい、最後に将来を夢を語ってもらいました。日本のIT企業やホテル・サービス産業での就職を夢見る人、国に帰って日本語教育者になりたいという人、日本のNGOでソーシャルワーカーになりたいというがいました。

 

 

 

 



みんなの夢をかなえるために必要な今できる努力についての具体例を私の方からネパール語で説明しました。合間合間にビニタさんの実体験も交えてミカさんのいっていることは本当ですよ、と後押ししてもらいました。

 

特にビニタさんからもアドバイスがあったのは、英語力に関することでした。英語力に関しては、日本生活が長くなればなるほど低下していくから、意識して勉強の時間をとらないとダメですよ、ということを伝えました。日本企業が外国人を雇う場合、語学力を期待することは当然なわけで、むしろ、語学力を生かした就職活動はネパール人にとっては強みにもなります。

 

 



ビニタさんや私が話した実際にあった留学生の具体例はかなり具体的だったので、学生はこの辺りから前のめりになり興味を持って聞いてくれるようになりました。専門学校に進学することと、大学に進学することの意味の違いや難しさ、卒業後の将来性などを理解してくれたと思っています。

 

 

日本に行けば、何とかなる! みんな何とかなっているから、僕も(私も)何とかなる という根拠のない期待と自信は捨てて、、、、

 

看板が読めなくて困る外国人のイラスト



将来の目標やなりたい自分をしっかりイメージして適切なアドバイスを受け

そして最大限の努力をしたら、、、、、

 

看板が読めて安心する外国人のイラスト

 

自信をもって前に進めるのではないかと思います。

 

 

日本語学校という場所は日本でかなえたいあなたの夢の出発点にすぎず、日本語学校の先生たちは、日本語と日本を教えることが仕事で、卒業後あなたたちが「進学」「就職」「帰国」のいずれかを選ぶように指導するまでが責任で、どこに進学・就職させるかは先生たちの責任ではなんですよ。ということを学生にわかってもらうように話しました。つまり、あなたの将来を決めるのはあなたであり、学校の先生はそれを手伝うことしかできないのですよ。ということを伝えました。

 

 

喜ぶ人を羨む人のイラスト(女性)

 

学生一人一人がかなえたい夢が、いつかかないますように

そして、その成功が新しい誰かの希望の星になりますように。

 

 

 


夜8時を過ぎ、深夜の弁当工場のアルバイトがあるという学生たちが出かける準備を始めたので集合写真を撮り、会を終了しましたが、今日の話がどのくらい学生の心に響いたのか気になります。

 

 



来年1月中に、また学校を訪問してみようと思います。

 

新入生歓迎進路指導モモ&鍋女子会に協力してくれたアニタさん、ビニタさん、ありがとうございました。!

SILCスンダリ国際支援連絡はネパール人女子留学生のサポートを今後もこちらの学校で続けていきたいと思っています。SILCスンダリ国際支援連絡といっしょに留学生支援の活動をしたい人からの激励メッセージもお待ちしています!

無料塾セミナー「貧困問題と無料塾の取り組み」に参加してきました。

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(写真:フェイスブックの八王子つばめ塾さんの投稿から引用

私は一番前の列の左に座っています(´∀`)

 

 

先日横浜で行われた「貧困問題と無料塾の取り組み」というセミナーに参加してきました。

 

 

 

理事長 小宮位之さんの言葉

フェイスブックの八王子つばめ塾さんの投稿から引用


1月20日(土)に横浜で慈有塾さま主催の「第五回無料塾セミナー」で講演してきました。
25名程度の方が聞きに来てくださいました。横浜は、人口に比べると、つばめ塾のような民間型の無料塾が少ない地域です。講演を機に少しでも関心が高まればいいなと思いながらお話し致しました。
慈有塾の高木代表がおっしゃっていたことが印象に残りました。
「私たちのやり方が正しいかどうかはわかりません。でもこれが一番有効だと信じて取り組んでいます。」
つばめ塾も全く同じ気持ちです。もっと他にいいやり方があるのかも知れない。社会が変わるのを待つ方がいいのかもしれない。でも、それでは「百年河清を俟つ」ようなもので、いつまでたっても良くならない。少しでもいいので、子ども達に希望を持ってもらいたい。そういう気持ちで毎日取り組んでいます。
 

 

(写真:フェイスブックの八王子つばめ塾さんの投稿から引用

 

 

講演者の方の紹介をします。

八王子つばめ塾とは?

八王子つばめ塾とは、経済的に苦しいご家庭の子どもたちのための学習支援を無料で行っている塾です。ボランティア講師が授業を行っています。

対象は中学生、高校生がメインです。授業は講師1名に対し生徒2〜4名で個別指導を行い、学校の宿題、ワークから入試対策まで幅広く勉強します。学習内容が不十分な場合、学年をさかのぼって基礎から教えます。

2012年9月に講師1名、生徒1名から始まり、今では生徒100名、講師60名、5教室を数えるまでになりました。

 

(八王子つばめ塾のHPより引用)

 

 

慈有塾とは?

ミッション

1. 貧困による教育格差解消を目指します

親の経済状況は貧困の連鎖を招き、子どもの教育機会を奪います。私たちは、教育格差解消を目指します。

2. セカンドチャンス

貧困の結果、精神疾患等につながる場合もあります。やり直しがききづらい社会では、一旦挫折してしまうと、そこからはい上がることは容易ではありません。「子ども」期に教育機会を奪われた若者に、適切な社会で生き抜く学力をつけてもらい、セカンドチャンスをつかんでもらうことを目指します。

 

3. 若者が希望を持てる社会に

一度挫折しても、やり直せる。貧しく、虐待を受け、今はつらくても、またはい上がれる。若者が希望を持てる社会にしたい。私たちはそんな願いを持っています。

 

(慈有塾HPより引用)

 
 

 

途上国の問題を身近な問題としてとらえるために

 

2015年8月から震災復興支援の一環としてネパールで取り組んできたTERAKOYAプロジェクト(無償補習塾のとりくみ)ですが、2017年10月にESDアワード「岡山地域賞」をいただいたことをきっかけに、途上国の支援を日本に住む自分の問題としてどうやって身近にとらえるか、日本の人たちに伝えるか、ということに私の関心が向かうようになりました。

 

 

そういうこともあって、今回のセミナーのテーマである日本での無料塾の取り組みやその支援体制、そして、無料塾が必要になる貧困問題の背景に興味をもったのです。

 

 

「途上国の問題を身近な問題としてとらえる」ということに関しては、思い出すある出来事があります。

 

2013-2014年当時にお手伝いしていた大学生のスタディーツアーのアクティビティーの中に、UNボランティアの方のお話を聞くプログラムがあったのですが、その時のお話のテーマは「(ネパールの)難民・移民問題」でした。

 

そのときのUNボランティアの広報担当の日本人スタッフの方のレクチャーで私の心の中に響いた言葉があります。

 

悲しそうな難民の家族のイラスト

 

「日本にいる皆さんにとって紛争地帯や途上国の難民・移民問題はあまりにもかけ離れたテーマでピンとこない、と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。例えば日本に近年たくさん来日している外国人留学生や出稼ぎ労働者も一種の移民であると考えてみてください。隣人である彼らが日本に渡る前や渡ってから抱えている様々な問題、日本の社会に及ぼす影響、今後の日本の対応、などに目をむけたとき、自分には関係のない他人事では済まなくなくなるとは思いませんか?」

 

 

 

そうか!そうとは気が付かないだけで、日本にも移民、難民、人身売買問題の片鱗はあるんだ、と気づかされた言葉でした。

 

 

世界最貧国のひとつであるネパール暮らしが長すぎて、日本の社会問題に疎かった私は、不覚にも現代の日本にも貧困問題があることを最近になって知りました。そして、日本の貧困問題は表面化しにくく周りに気が付いてもらえない、それゆえに対策が遅れている、ということを知りました。

 

 

↓こちらはセミナー後、参加されていた無料塾の方に塾を見学させてほしいと依頼した際に、担当の方と交わしたメールの内容の一部です。

 

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日本の貧困の場合は、途上国に見られる「絶対的貧困」ではなく「相対的貧困」が
尺度になっていることが一般的なのですが、それゆえに、貧困が見えづらく
なっているのが現状です。私たちが普通に暮らしていたら見えないところに
貧困があり、そのために対策が遅れる、あるいはなされないということに
なってしまうんですね……。
(それでも、中には絶対的貧困にある家庭もあり、それすら見過ごされることがあります)

衣食住が足りないなど、生命の危機につながるような貧困ではないけれど、
「他の子が普通にできていることが、できない」。
これが日本の子どもの貧困と言われるものです。
お金のある家庭の子は高い塾代を払えるし、学力を上げるための環境(机や辞書など
物的なものから、さまざまなところで多くのものを見聞きするという経験も含め)が
整っている。大学進学が当たり前という価値観が生まれたときからそこにある。
でも、低所得者層はそうではないため、学歴や、知識量や価値観に差が付いていく。
こうして社会の階層が固定化されてしまうのが、日本の貧困の連鎖です。
死にはしないけれど、子どもの頃から描ける未来が全然違うんですね。

ネパールの場合はまた日本の貧困とは大きく異なると思います。
ぜひお会いしたときに、お話し伺いたいです。

 

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ネパールの無料学習塾活動と

日本の無料学習塾活動をつなぐESD活動として

 

岡山ESDアワードで「TERAKOYAプロジェクト」が「岡山地域賞」をいただけたのは、紙鉛筆制作ワークショップという体験を通じてネパールの子どもたちの現状を知ってもらう活動や、ネパールの無料塾を運営するための資金を集める募金活動のリターンにネパールの女性が作った紙鉛筆を採用したことが評価されてのことでした。ESDの活動の評価の基準は以下のところにあります。

 

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文部科学省のHPに書かれていたESD活動が目指すものに関する記述を一部紹介します。

 

ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。(注1)今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。


つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。

 

ESDの実施には、特に次の二つの観点が必要です。
○  人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと
○  他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し「関わり」、「つながり」を尊重できる個人を育むこと

そのため、環境、平和や人権等のESDの対象となる様々な課題への取組をベースにしつつ、環境、経済、社会、文化の各側面から学際的かつ総合的に取り組むことが重要です。

 

 

 

 

文部科学省のHPより

 

ESDの概念図

 

 

 

 

ネパールと日本の人たちが互いに「かかわり や つながり」を感じながら一緒に無料塾の活動を広めていくことが出来たら素晴らしいだろうだな、と思いました。

 

 

TERAKOYA学習塾の子供達 


 

修学遠足のバスツアー

 

八王子つばめ塾の理事長の小宮さんが講演で語った、無料塾をやることの動機とつばめ塾の大きな目標にもとても共感しました。

 
以前報道のお仕事をしていたことがあり、人殺し兵器として洗脳されてしまったウガンダの少年兵の取材をした壮絶な体験から、自分は将来「人を育てる仕事につきたい」と思うようになったそうです。また、東日本大震災でのボランティア経験をへて、自分の住んでいる近くで、大金をかけなくてもできる継続可能なボランティアをすることを志し、無料塾という活動にたどり着いたということです。
 
 

—完全にボランティアで教えてくれる講師から学んだ子どもたちが、「いつか自分も人の役に立つ人になろう」と思う「人材」に育つこと—

 

八王子つばめ塾HPスローガンより

 
 
 
ネパールの無料塾活動のこれから
 
 
現在TERAKOYA学習塾にかかわっている講師には相場よりは安いけれども講師としてのお給料が支払われており、塾の維持経費やたまに行われるお楽しみ会やおやつ会にかかる経費は現地NGOのビジェタエココミュニティーの会長さんのポケットマネーがつかわれています。ビジェタはNGOですが、会員が払う会費によって運営されているというよりは、ビジェタ会長さんの個人資産で運営されているのが特徴です。
 
ビジェタ会長さんはTERAKOYA学習塾のあるあたりの地主さんで、海外に輸出している衣料品製造会社の社長さんでもあり、自分の自由になるお金の余裕や、海外のドナーとの接触も多いです。
 
そういう特殊な環境ということもあり、この無料塾の活動を各地に広めていくというよりは、自分のいるこの場所で出来ることをつづけ、海外からのドナーからの寄付金をふやし、無料塾以外にも、地元の経済自立支援活動にもつなげていきたいと考えていることが先日電話で話した時にわかりました。
 
 
 
そうなると、無料補習塾の活動はネパールで今後広まって受け入れられるのか。ということにさらなる興味がわいてきました。
 
 
昨年末に現在ネパールで教育系ボランティアNGOのインターンをされている方にお願いして補習塾に関する現地の聞き込み調査をしてもらったことがあります。
その時に頂いた報告をシェアします。
 
 
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・既存の補習塾について
現地知人への聞き込み及びカトマンズ最大規模の公立学校でのアンケート調査を基にした情報です。

ネパールには補習塾的な位置付けとして各学校提供のTuition classと日本の塾に近いInsititute schoolがある。

Tuition class
公立学校では8,10年生の修了試験前にtuition classが開講されることが多い。
相場は月に500~1000円。英数理に絞った試験対策を行う。
私立学校では学校により開講期間や対象学年が異なる。
形態も授業形式から自習補助形式まで様々。
私立tuition class相場は月に2000円〜

Institute school
科目や時間などがコース別に多種多様。
公立学校での聞き込みでは5~8年生の約15%が通っている印象。
登校前と放課後に授業があり、毎日1~3時間の授業、全科目で相場は月謝1000~1500くらい。
月1500が最も多く、月500円で通っている生徒もいる。
授業はほぼ学校と同じ。カトマンズの私立の臨時雇用の先生などがアルバイトとして講師をしているケースが多い。


・コミュニティ自立型の補習塾プロジェクトについてネパール人はどう思うか
与えるだけではなく、場づくり、循環するエコシステム構築のための支援で素晴らしいという旨の賛成意見がほとんど。
 
探せば500円以下で通えるinstitute schoolもある。ただし、institute schoolは完全にビジネス目的なので講師と先生の距離やサービスが悪い。コミュニティという軸で、勉強以外にも講師学生のリーダーシップ育成や生徒が横の繋がりや学年を超えた繋がりを作り教え合うような雰囲気が作れれば十分差異化もできるし価値のあるプロジェクトになるんじゃないか。
 

生徒の到達度の幅が広いので、さらに勉強したい優秀層に合わせた教育を行うのか、勉強したい気持ちはあるけど学校の授業には遅れをとってしまう下位層に合わせるのかを明確にしたほうがいい。
 


・現地ですでにコミュニティを中心とした活動を行うソーシャルワーカーについて
パタンで無料図書館兼コミュニティ学習施設を運営するネパール人のソーシャルワーカーがいるとのこと。普通の家の一階フロアが教室、図書館になっているという感じの施設。元教員のおばさんがボランティア価格で放課後に生徒たちに宿題を教えています。毎日3~8年生くらいの生徒中心に20名前後が集まります。
 
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ネパールの無料学習塾プロジェクトと日本の無料塾との交流をつうじて、日本とネパールの子供たちに教育を通じた明るい未来を思い描いてもらえるような活動につなげていくことが出来たらいいな、とおもっています。
 
 
 

 

 

 

超劇的に綺麗になったバッテダンダからドゥリウケルのピクニックスポットまでの道のり。

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先日、2017年9月末から約4か月ぶりにドゥリケルのバッテダンダ村を訪ねました。

 

いつもお世話になっているバッテダンダホームステイのご主人にバイクでバスパークまで迎えに来てもらい、後ろに乗せてもらってホームステイまでいったのですが、いつもの見慣れたはずの村への道のりが、違和感を感じるくらいの別風景に感じられました。

 

 

なんだか、違う、おなじ道なのに、ぜんぜんちがう。なんだ、この違和感は。(; ・`д・´)

 

 

私はきょろきょろをあたりを見回しながら考えました。

 

 

あるべきものがない。そんな感じの違和感。

でも、それはいったいなに????

 

 

しばらくして、ようやく気が付きました。そして、バイクを運転しているご主人に

 

 

「あの、どうして、この道、こんなに綺麗なんですか? ミネラルウオーターのペットボトルとか、チャウチャウの袋とか、ほとんど見当たらないんですけど。Σ(・ω・)ノ」

 

 

そう質問をすると、ご主人はこう答えました。

 

 

「いま、ドゥリケル市役所の予算で清掃人を一人置いて、週6日間、朝10時から夕方4時まで毎日掃除をしているからだよ。始まったのは3か月前くらいからかな、開始当初は1日に大きなゴミぶくろ3つが満杯になるくらいにあったゴミが、今は1日1袋くらいになったっていう話だよ。綺麗な道になってからごみを捨てる人も減ったってさ。実際綺麗な道だとごみを捨てるのもはばかられるからね。」

 

 

 

ななな、なんですと!そんなことが起こっていたなんて!!しかも3か月前から。

☆:*:・。゚(゚ノД`゚)゚。・:*゜☆カ、カンドウ、、、、

 

私は、2014年5月17日に初めてバッテダンダ女性農業組合の女性たちと清掃活動をしたあの日のことを思い出しました。

 

 

 

 

環境保全と農村開発 バッテダンダ村ストーリー その4 2014年5月17日

詳しくはこちらの過去ログをご覧ください。

 

 

 

 

2014年5月17日の初清掃活動以来
ネパール暦の毎月末土曜日を町内清掃の日と決め

震災があった2015年4月25日の直前まで続きました。

 

 

当時私も可能な限りカトマンズから馳せ参じて一緒に清掃活動をしました。

 

 

 

 

 


 

 

環境保全と農村開発 バッテダンダ村ストーリー その6 2014年6月13日

過去ログより当時の清掃活動の様子を抜粋しました


 

このマスクと手袋の調達にも
実はもちろんお金がかかります。
50人分用意したとして500rs
どこからこの費用を捻出するか。

掃除が終わった後には
参加してくれた人に
お茶くらい飲ませてあげたいし、
掃除中にのどが渇いたときには
水くらい支給してあげたい


それらにかかる費用はどこから捻出するのか。
それがフルマヤさんの今の悩みだといいます。


バッテダンダ村の広場から
ドゥリケルピクニックスポットまでの約2kmの道のりには
たくさんのリゾートホテルやレストランがあります。

この道を通ってくる観光客から
観光収入を受けているこれらの企業から
掃除にかかわる経費の経費をあつめ、メンパワーは
女性農業組合が提供する、というのはが
理想的な運営なのですが
企業からは清掃活動への参加者もすくなく
資金の提供もないといいます。

こういうことが不満の種となって
清掃活動の存続の危機になることも考えられるでしょう。

どのように運営していくかが
今後の課題です。
 

 



 

 

 

 

 



 



 

 

 




フルマヤさんたちが陽気に歌を歌い始めました。

ネパールの有名なドホリギート(掛け合い歌)を
替え歌にしながら歌います。

「ゴミをすてたら罰金よ~」
「町をきれいにするのは私たちの責任よ~」


黙ってゴミ拾いするより、歌いながらやったほうが、
周りの人に対するアピール力が高い!
何事ぞ、と思ってみんな振り返るし、
歌詞の内容にみんなハッとする。
これはよいアイディア。
村の清掃活動ならではのアジテーションです。
 

 

 

 



 



 

 



 

 



 
終点のドゥリケルピクニックパークに着きました。

 

 


   

ここで集まったゴミをひとつにまとめて、市役所が
ゴミ回収をするポイントにまとめて捨てて終了です。

 

右側臆に見えるのはカトマンズから黄色いバスに乗ってきた
ピクニック客です。
女性組合は彼らに向けて歌います。

「ゴミをすてたら罰金よ~」
「町をきれいにするのは私たちの責任よ~」

ピクニック客も笑いながらこっちを見ています。

少しは伝わったのかな?
せめて、ポイ捨てしないで
一箇所にまとめて捨ててくれるのかな?

彼らの良心に祈るような思いです。

 

 

 

 

 

 

 

当時、女性たちが歌いながら、踊りながらゴミ拾いをする、というアピール活動を

続けていたことにたいし、村の一部の人たちは(男の人ですけどね)

 

「これ見よがしにいいことしていますって感じで鼻につく」

とか

「掃除するなら黙ってしろ」

とか陰口をたたいていたといいます。

 

でも、フルマヤさんは

 

「黙って静かにゴミ拾いしていたら、誰にもこの清掃活動の重要さが伝わらないわ。

私達の歌が聞こえたらみんな足や手を止めてこっちを見るでしょ?

その時に、少しでも考えてもらわないといけないから

だから私たちは大きな声で歌って踊るのよ。」

 

といっていました。

 

私達は当時ドゥリウケル市役所にも清掃活動のことで直談判に行ったこともありました。

 

 

 

環境保全と農村開発 バッテダンダ村ストーリー その7 2014年6月30日

当時の過去ログはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

バッテダンダホームステイに到着し、女将のフルマヤさんと再会した後、私はここまでくる道のりがとてもきれいだったことを興奮気味に報告して、「それって私たちが震災前に毎月やっていた清掃活動キャンペーンのアピール活動が市役所の人の胸に届いたからなの?」ときくと、

 

 

 

もちろんよ。

この綺麗な道は

バッテダンダ女性農業組合の清掃活動の

アピールが勝ち取った

勝利の証なのよ!

 

とフルマヤさんは誇らしげでした。

 

感動する女性のイラスト

マジ カンドウしたよ( ;∀;)

 

千里の道も一歩からという

ことわざを思い出しました。

 

 

2014年5月17日に最初の一歩を踏み出した私たちは

3年の月日を経て、ついに2017年11月から市役所は清掃活動に

予算を割いて人を雇い入れたのでした。

 

 

バッテダンダには3月7,8,9日にこの地を訪れるスタディーツアーの

グループのお世話のことで打ち合わせに来たのですが

この3年間の走馬灯がぐるぐる回るような経験もできて

私は幸せな気持ちでカトマンズに帰ってきました。

 

 

 

スタディーツアーのグループをおもてなししてくれる

バッテダンダホームステイの家族です。

左から

フルマヤさん、娘婿のアカス、旦那さん、娘のスリジャナ です。

 

 

 

 

 

バッテダンダホームステイの前を通りかかったスクールバスをヒッチハイクして

ドゥリケルバスパークまで行きました。

 

 

 

バスの中から撮った

バッテダンダからドゥリケルピクニックスポットまでの道のりの動画です。

道の両脇に昔は当たり前のようにあったゴミが

今はほとんどありません。よくご覧ください!

 

 

 

 

一人ではできないことも

みんなで力を合わせれば必ずできる。

ということを信じさせてくれた

出来事でした。

 

ネパールの未来を作るために

女性たちにもっと力を!

 

 

 

「大切なのは修学率よりも教育達成率」有意義な教育をネパールの子供たちに届けるサルタックの取り組み

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コミュニティー学習塾「TERAKOYAプロジェクト」をネパールの各地で広めていくためにこれからどんな調査や協力者を探して行ったらいいかを独り悶々と考えていた私は、ある日検索サイトで「ネパール  公立学校 学力の差 」といったキーワードを打ち込んだ時にリストアップされた情報の中から「サルタック・ジャパン」というネパールで活動する団体を見つけました。

サルタック・ジャパン
http://www.sarthakshiksha.org/ja/
サルタックでは「世界中の全ての子どもたちが、人種や信条、性別、出身家庭等にかかわらず等しく有意義で質の高い教育を受けられる社会の構築を目指しています。」とありました。

フェイスブックのページはこちら
https://www.facebook.com/SarthakEd

 

 

こちらの団体の活動内容を読み進めていくうちに「ネパールでは95%以上の子どもたちが小学校に在籍できるようになりましたが、小学校4年生の10%以上は公用語であるネパール語の文字を理解できず、25%以上は二桁の整数を理解できていません。とりわけ農村部や貧困層では事態が深刻で、2・3年生の約80%がネパール語の文字を理解できておらず、約90%以上が100までの整数を理解できていないという実態が明らかになっています。」という報告にびっくりするとともに、スンダリジャルで震災直後にTERAKOYA学習塾の活動を始めた当初、ヌワコットからの避難者のタマン族の子供たちがネパール語を理解していなかったことを思い出しました。

 

 

自動代替テキストはありません。

 



そうか、学校に通っていても、学年相当の学習に全く追いつけていない子供たちというのは数字の上でもこんなにたくさんいるんだな、と改めて思いました。

 

勉強しすぎの子供のイラスト(女性)

 



どんな人がこの活動をしているのだろうと思い、代表挨拶のページを見ると、そこに懐かしいお名前を見つけました。

ソバナ・バジュラチャリヤ 文学博士
1976年、ネパール・パタン市生まれ。16歳で初来日。1999年に秀明大学政治経済学部を卒業し、金沢大学文学部修士課程に進学。2008年、同大学人間社会環境学科にて博士号を取得。専門は日本社会・文化とその変容。
2009年、日本とネパールの架け橋的な存在になりたいという夢を抱き帰国。以後、ネパールの国立トリブバン大学の紛争・平和・開発学科(Conflict Peace and Development Studies)講師、国立ビソバサ外国語大学日本語・日本社会文化担当講師、在ネパール日本国大使館専門通訳・翻訳家として活躍。

 

写真─'05年留学生文学賞受賞者のみなさん

留学生文学賞を受賞した時のソバナさんの写真



私はソバナさんがまだ日本に来たての17-18歳の時に日本で初めて会いました。金沢大学で博士課程を学ばれているころにも親交をしており、私の地元の相模原のネパールレストランで一緒に食事をしたり、ご結婚された後は日本のお住まいにお招きいただいて手料理をふるまっていただいたこともありました。ソバナさんがネパールに帰られてからはネパールでお会いする機会がないまま時間がたってしまったのですが、こんな形で再会することになるとは思ってもいませんでした。

ソバナさんが代表をされているサルタックのネパールでの活動のなかに「サルタック学習センター(SLC)」というものがありました。

「多くの途上国では、子どもたちの保護者が十分な教育を受けていないケースが多く、家庭において教育の価値が認められない、あるいは認められていても子どもを支援できないことにより、家庭における子どもたちの学習が妨げられているのが実態です。そこで私たちは、各地域に学習センターを設立し、家庭で十分な学習を行えない子どもたちに対して日々の学習機会を提供していきます。」

 

 



私達がスンダリジャルでTERAKOYA学習塾をはじめたのも、子供たちの親が低学歴であるために、家で宿題を見てあげることが出来ないでいた現実を何とかしようとしたことからでした。同じ問題を解決しようと取り組んでいることにとても共感を覚え、ぜひサルタックの活動から学ばせてほしいと強く思うようになりました。

 

 

 

 



私は日本の知人を通じてソバナさんのメールアドレスを入手し、メールで連絡を取り、実際にあってサルタックの活動に興味を持っているのでオフィスを見学させてほしいという依頼をしました。そして、ついに2月18日にオフィスを訪問することが出来たのでした。

 

 

 

 



現在サルタックのネパール事務所には常勤スタッフが1名いて、5つの大学で福祉を学ぶ大学生がインターン先としてサルタックを選んでいるそうです。ネパールの福祉学科では年間250時間のインターンシップを経験しなければならないそうで、学生たちは半年を最低期間としてインターン先NGOを変えながら様々な経験を積んでいくそうです。

 

 



 

 

私がオフィスを訪問した時には、近く控えているサルタックが主催する教育啓発イベント、「1Dayキャンプ」の準備をしているところでした。パタン郊外の公立学校に呼びかけ、1つの学校がホスト校になり、周辺の4つの学校の児童がホスト校にあつまり、朝10時から夕方4時までのあいだ、サルタックのインターン学生が作ったカリキュラムにそって、楽しく学びながら過ごすイベントだそうです。

 

 

 


インターン生はキャンプの日までに、絵本の読み聞かせや、ゲームや遊びを通じて子供たちの語彙力・記憶力・創造性を養うようなプログラムをたくさん準備しなければなりません。算数の勉強チャートを準備する学生や、絵本を紙芝居風に読み聞かせようと大きな紙に絵を写している学生のチームなどがありました。

 

 

 

 



 

 

福祉学科の学生をインターンとしてトレーニングすることによって、無償で質の高い教育を子供たちに提供することができる仕組みになっているだけでなく、インターン生としてサルタックの活動に参加する大学生のスキルアップのエンパワーメント効果もあり、まさに一石二鳥な活動であるといえるのです。

 

 



今日はコミュニティー学習塾の活動を広めていくうえで、頼りになるパートナーNGOの訪問が出来て、

わたしも大変刺激と勉強になりました。

 

 


パタンのサネパ地区にあるコミュニティー運営による子ども図書館に行ってきました。

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TERAKOYAプロジェクトのコミュニティ学習塾のリサーチをしていた時に知り合った日本人ボランティアの方のナビゲートで、パタンのサネパ地区にあるコミュニティ子ども図書館を訪問してきました。

 

 

 

こちらの図書館は2011年に設立されたということです。

 

 



インディラ ダリさんをリーダーとした母親の会が子ども図書館の運営母体です。昨年から日本の支援者が4カ月に一回支援金を送ってくれるようになったといいますが、それまでの7年間は母親の会で集めたドネーションで運営していたそうです。

 

インディラさんの図書館の支援をしているボランティアの古屋祐輔さん

 



図書館は週6日、午後4時から午後6時まで毎日2時間開いています。子供たちは図書館に集まった後、まずは学校からの宿題を済ませます。そして、その後はそれぞれ好きな絵本を読んだり、ゲームをしたりして遊びます。有名な絵本作家が図書館を訪れ、話をするストーリーテリング・プログラムをしたりすることもあるそうです。

 

 



以前は2部屋だけ借りていたため6,000rsだった家賃が、昨年から1階部分の4部屋を全室借りきることになったため、家賃が月に16,000rsかかるようになったといいます。ほかに専属スタッフも1名雇って給料を支給しています。新しく借りた2部屋はまだ有効活用が出来ていない状態ですが、今後の課題としては、この部屋で有料のコンピューター教室を運営して収益事業にしたらどうか、というプランもあるそうです。

 

日本からの支援の記録は毎月ちゃんとファイルにとってあるといって見せてくださいました。




コンピュータールームにパソコンは何台かありましたが、インターネット回線のお金を払うことが出来ずネット利用はされてはいない状態でした。インターネットとつなぐことが出来たら、もっとたくさんの情報にパソコンを通じて子供たちもアクセスできるのに、とインディラさんは残念そうでした。

 

1日の図書館活動の閉館の前に子供たちはホールに集まってサラソティのお経を唱え、今日も勉強が出来たことを神様に感謝してから解散します。

 





こちら、勉強の神様サラソティのお経です。




ビジェタのTERAKOYA学習塾はバドリ会長の持ち物である家屋を無償で提供しているため家賃がかからないのですが、この子ども図書館は毎月の家賃の負担が支援金の総額に対して結構な割合を占めています。今後子ども図書館活動を続けていくうえでの大きな課題であると感じました。

 

ビジェタのTERAKOYAの様子。古い土壁の家屋を改装して子供たちが集まれる場所を作りました。

この建物はビジェタ会長さん自身の持ち物なので、毎月の家賃はかかりません。

 



日本の図書館や公民館は住民から集められる税金で運営されているのですが、ネパールにはそういう税金による公共の施設というものがありません。子供たちにひらかれた公共の図書館などをいうものは、カトマンズにある日本ネパール子ども図書館くらいしか私は知りませんでした。母親の会でこのような施設を作り運営しようと思いつき、海外の支援に頼らず7年間続けた、ということは称賛するべきことだと思いました。

 

 

 

インディラさんのことが取り上げられた数々の新聞、雑誌の記事です。

 



 

 

子ども図書館に通ってきている子供の多くはマデシの子供たちだそうです。「マデシとは、ネパール南部に東西に広がる細長い平原地帯、「マデス」、「タライ」または「テライ」ともいわれる地域に住む人々。 国土面積の17%、人口の48%を占め、1100万人が住む。土地は肥沃である。南はインドに接する。 文化的には北インドのそれに近い。Wikipediaより」

 

マデシの子供たちは季節労働者として国内を転々とする生活をしている両親に育てられていることが多いため、ネパール語の学習や学校での教育の機会を奪われることが多いことが問題視されているといわれています。

 

 


コミュニティ学習塾プロジェクトを推進するうえで「無償に近い場所の提供」「運営を維持する寄付・収益事業」「地元の運営母体の協力体制」をどうマネージメントするか、という課題が見えてきました。



現在67歳のインディラさん。子ども図書館の運営に人生を捧げ、自らの夢を熱く語るその姿に圧倒されました。

 

 

インディラさんのコミュニティー図書館活動に興味を持ってくださった方は、以下のサイトにはもっと詳しい情報が提供されています。どうぞご覧になってください。

 


Community Child Development Library (CCDL) ホームページ
http://childrenlibrarynepal.com/

Bal Pustakalaya - Children's Library(フェイスブックのページ)
https://www.facebook.com/Bal-Pustakalaya-Childrens-Library-114942585364820/


 

パタン子ども図書館のことがインターネット新聞に取り上げられているのを見つけました。

Kids’ libraries vital to instill reading culture(2018年2月12日)
http://www.myrepublica.com/news/36174/?categoryId=81

この英語の記事をGoogle翻訳したナンチャッテ日本語で一部内容を抜粋します。


読書文化を育むために重要な図書館
「ネパールの子供図書館の必要性と重要性を認識し、67歳のインディラ・ダリは、バルクフで過去8年間、コミュニティの子ども図書館を運営しています。2066年(2011年)に設立され、Nava Jeevan Aama Samuhaの11人のメンバーとの共同作業により、図書館は特に恵まれない子供たちに無料サービスを提供しています。 3,000枚を超える児童書がインストールされ、月曜日を除き、週6日オープンします。 経済学、法律、行政、図書館情報学の修士号を取得した学者であり、1983年にダリが日本に初めて訪れたときに、子供の図書館を設立するという初期のコンセプトが浮かび上がった。」
Acknowledging the need and importance of kids' library in Nepal, 67-year-old Indira Dali has been running community child development library at Balkhu for the past eight years now. Established in 2066 BS with the joint collaboration of eleven members from Nava Jeevan Aama Samuha, the library has been providing free service, especially to the underprivileged children. Being a scholar herself and having earned master's degrees in Economics, Law, Public Administration and Library and Information Science, the early concept of establishing kids' library emerged with Dali's first visit to Japan in 1983」




インディラさんのインタビュー動画です。
THIS IS MY DIARY #18 (INDIRA DALI) インディラダリさんのインタビューの動画

 

 

 

THIS IS MY DIARY #18 (INDIRA DALI)
Age 67, she had always a dream to study throughout her life, when she was 10 years of old, her father brought another wife & left her mother along with her 4 sisters in a need of having a son. To study she faced lots of struggle throughout her life, she taught English & Math to her classmate at NPR. 3 per month. She is now running Children's Library & teaching underprivileged children at free of cost.


ナンチャッテGoogle翻訳 これは私の日記#18(INDIRA DALI)です。
「年齢67歳、彼女はいつも夢を見ていました。彼女は10歳の時、父親は別の妻を連れてきて、息子を持つ必要があれば彼女の4人の姉妹と共に母親を去りました。 彼女は彼女の人生の中でたくさんの苦労に直面したことを勉強するために、彼女はNPRで同級生に英語と数学を教えました。 月3回 彼女は今、児童図書館を運営しており、恵まれない子供たちを無料で教えています。」

 

 

 

 

子ども図書館支援の日本の窓口になっていらっしゃる古屋祐輔さんに今後必要な支援についてのお話を聞いたところ、「金銭的、物質的支援ももちろんうれしいのですが、歌や踊り、楽器、演劇、大道芸など、パフォーマンスをされる方たちがネパールで披露する場を探していらっしゃるならば、ぜひ子ども図書館にお越しください。本物の生のパフォーマンスに触れる機会が少ない子供たちにとっては心の成長につながるので、来てくださると嬉しいです!」とのことでした。

 

パタンの子ども図書館の見学、訪問、支援について興味のあるかたは古屋さんまでご連絡ください。

 

古屋祐輔さん

chof0425@gmail.com

 

古屋祐輔さんのフェイスブック

https://www.facebook.com/furuya.yusuke

 

 

私も今後継続的に子ども図書館のその後を追っていきたいと思います。(*´ω`)

 

レッサムフィリリ スンダリミカのアルバム楽曲をyoutubeで聞けるチャンネルを開設しました!

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Resham Filili || रेशम फिलिली || Sundari Mica (Japanese Singer) 

youtubeチャンネルより

 

 

スンダリミカが歌手だってことが、すっかり忘れさられている今日この頃なので

今日は歌手 スンダリミカをアピールしようと思います。

 

 

スンダリミカのアルバムは全部で3枚日本で入手することが出来ます。

 

http://www.ahora-tyo.com/detail/item.php?iid=8253

ここをクリック!

 

 

http://www.ahora-tyo.com/detail/item.php?iid=7282

ここをクリック!

 

 

 

 

 

 

http://www.ahora-tyo.com/detail/item.php?iid=8253

ここをクリック!

 

 

CDは配給会社を通じて

全国のタワーレコードやHMVやTSUTAYAなどで

取り寄せることが出来ます。

もちろんアマゾンでも買えますよ。

 

 

 

 

2008年はアサバディCDの発表もあり、いろんな雑誌でスンダリミカのことを取り上げていただきました。

 

 

 

 


 

 

こちらは2013年のアジアマンス「アジア太平洋ステージ」のHPのなかのしゃしんです。

赤く丸で囲んであるのがスンダリミカです。

 

 

2012年のアジアマンスに出演した時のブログはこちら!

https://ameblo.jp/sundarimica/entry-11311964084.html

 

アジアマンスには2008年~2013年まで全部で6回出演しました。

 

 

ネパールで製作したアルバムは

全部でフルアルバムが3枚とミニアルバムが1枚です。

 

 

2011年9月14日に出演したNHKBSのエルムンドという番組では

あの、マギーさんとも共演したんですよ。(*´艸`*)

 

 

こちらのyoutubeチャンネルでアップした

レッサンフィリリの歌の歌詞をご紹介します。

 

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レッサンフィリリ 他民族バージョン 訳詞 

1 ネパール語(公用語) 

長いことネパール住んで、いろんな町行ったよ、 
その町の思い出が、胸の中に咲いたよ 
新しい町、新しい花、摘みに探しに行こう 
花の首飾りもって君に会いに行こう 

レッサンフィリリ、レッサンフィリリ 
飛んでゆこうあの山越えて レッサンフィリリ 
レッサンフィリリ、レッサンフィリリ、 
飛んでゆこう カトマンドゥへ レッサンフィリリ 


2 ネワール民族(カトマンドゥに住む民族) 

誇り高き私たちの文化、さまざまな文字 
私たちの楽器 ディメ、ブシャ、ニャキン、キン 
神様の歌を歌うために集う小屋 
水場に集まる人々 
どこにもない窓(注;という名前の有名な窓があるんです) 
お寺や、祠がいっぱいのこの国はなんて素敵なんだろう 

レンサンフィリリ レッサンフィリリ  
飛んでゆこうあの山のほうまで レッサンフィリリ 
レッサンフィリリ レッサンフィリリ 
飛んでゆこうオカルドゥンガ(注;ライ民族がたくさん住んでいる町の名前)に 
レッサンフィリリ 

3 ライ民族 (オカルドゥンガに住む民族) 

ソイソイラホ フラハハ

私達の美しい伝統
リブジュ ブンジュ神のお膝元に花が咲き誇る
私達は祖先の恵みを受け
彼らもそれを誇りに思っている

ソイソイラホ

収穫を終えた稲穂に感謝の祈りをささげよう
スンニマ パルハン神も喜んでいるよ
ビナヨー と ムルチュンガが歌を歌い出せば
キラーテの魂に愛の花が咲くよ

ソイソイラホ
ソイドレソイ われわれの文化は何処へ!

レッサンフィリリ レッサンフィリリ
花のように美しい レサンフィリリ
レッサンフィリリ レッサンフィリリ 
シンドゥパルチョークにいきましょう!レッサンフィリリ 


4 タマン民族(シンドゥーパルチョークに住む民族) 
  
タマン民族はチベット系の人種であり

タンバとガンバ(歴史上の偉人)の功績は忘れることは出来ない。 
歯に良いといわれているビリーという薬草、シャーマという独特の織物

金と銀の装飾品で着飾った女性 はどれもタマン民族の証だ 
ペンドルジェ(ダンフーという楽器を作った偉人)が作った

ダンフー(打楽器)の上に止まっているダンフェ(とりの名前)がパタパタ踊っているよ 
シンドゥパルチョウクの村からやってきた、わたしは村娘 

レッサンフィリリ レッサンフィリリ  
雛鳥が飛び立つように あの山の麓まで飛んでゆこう レッサンフィリリ 
レッサンフィリリ レッサンフィリリ  
雛鳥にように飛んでゆこう ソルクンブーまで レッサンフィリリ 



5 シェルパ民族(ソルクンブーに住む民族) 

ソルクンブーのヒマラヤの眺めはなんとすばらしいことだろう 
旅行者がたくさんやってきてにぎわう町 
ヒマラヤの麓の村のチョルテン、ルンダル

(どちらも仏教徒のシンボル)のすばらしい眺め 

ソルクンブーにいる娘のシャムシャル、

アンギー(シェルパ民族のドレス)はなんと似合っていることだろう 
男の子も女の子が気になっている様子だよ ほらあんなに熱く見つめている 
お見合いパーティーをして仲良くなりましょう。 

レッサンフィリリ レッサンフィリリ  
飛んでゆこうか、歩いてゆこうかレッサンフィリリ 
レッサンフィリリ レッサンフィリリ  
それから僕たちは ジャナクプールに行こう!レッサンフィリリ 



6 マイティリ民族(ジャナクプールに住む民族) 

私たちの宗教はとても歴史があり、文化はもっと歴史が深い 
人々の生活の習慣にも歴史があり、今も変わらない 
だから、みんなたのしく平和に暮らしているんです。 
わたしはシータ(ヒンドゥーの女神様)で、これは私の町です 

ヒンドゥー教徒も、ムスリム教徒も仲良く暮らしている町 
愛よりも勝るお経はどこにもありません 
ここに住んでいる人々はみんな平等で誇り高い 
わたしはシータ(ヒンドゥーの女神様)で、これは私の町です 

レッサンフィリリ 愛するわが町 レッサンフィリリ レッサンフィリリ 
あなたの愛する村に向かっています レッサンフィリリ 



7 ネパール語 

いろんな町旅をしてたくさん友達出来たよ。 
その町の思い出が胸の中に咲いたよ 
新しい町新しい花 つみに探しに行こう 
旅はまだ終わっていない、君に会いに行こう 

レッサンフィリリ、レッサンフィリリ 
飛んでゆこうあの山越えてレッサンフィリリ 
レッサンフィリリ、レッサンフィリリ 
飛んでゆこう君の町へレッサンフィリリ 

+++++++++++++++++++++++++++++ 

わたしはどちらかというと「なぜレッサンフィリリばかりが有名なのか、

ほかにもいい歌はたくさんあるのに、」という、アンチレッサンフィリリ派でした。 


オリジナルの歌詞は、意味のない言葉遊びに終始しているんですが、

「レッサンフィリリ」、という言葉と、「空をとんであなたのところに行きたい」、という思いが、

この歌のすべてで、それが故に愛されているゆえんだと思ったんです。 


私のレッサンフィリリは皆さんが聞いて慣れ親しんでいる

レッサンフィリリとはまったく違うものになってしまいましたが、

絶対気に入ってくれると思うし、ほかの5つの民族の音楽に対して

興味も関心もわくものと思っています。 

わたしはこの曲作りを通して、いろんな民族に友達がたくさん出来たのが何より嬉しいです。 

 

 

 

 

チャンネル登録よろしくお願いします!

 

 

ネパールの教育現場の現状と課題:2018年3月実施ネパールスタディーツアー報告会を実施します。

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ネパール社会と教育の現状と課題について概況をお伝えするとともに

2018年3月2日~10日にかけてネパールにて行われたスタディーツアー

「TERAKOYAプロジェクト応援ツアー」の報告会を開催します。


 

2018年5月11日金曜日 16時~18時
定員:50名(※先着20名様に素敵なネパール土産プレゼント)


参加費:無料

(ただし、報告会後の懇親会は約500円程度の実費のご負担となります)

懇親会:18時10分~19時00分 於19号館8階

Facebookのイベントページに参加表明をするか

メッセージ・コメントなでお知らせください。


場所:早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 19号館 701教室


 

主催:スンダリ国際支援連絡会議
スンダリ国際支援連絡会議は、

岡山と東京を中心に現在15名がメンバーとなっている

スンダリ・ミカのネパールでの

社会福祉活動の活動母体である。

現在、任意団体として活動しているが、

2018年秋を目指して社団法人化の準備を進めている。

 

 

 

開催趣旨


国連開発計画の2016年版『人間開発報告書』によると、ネパールの人間開発指数(HDI)は188ヶ国中144位に位置づけられ、1990年の指数と比較すると改善は見られるものの、2017年6月においてもいまだ後発開発途上国(LDC)の1つとされています。※人間開発指数(HDI)とは、保健、教育、所得という人間開発の3つの側面に関して、ある国における平均達成度を測るための簡便な指標である。

 

「保健 教育 所得 イラスト」の画像検索結果



同国は、インドと中国に陸地で囲まれ、中国との国境沿いの山岳地帯、インドとの国境をなすタライ平野地帯、そしてその中間の丘陵地帯からなる多様な地形的特徴と気候的環境との違いから約120を超える多様な民族と文化が育まれてきました。

 

 

関連画像

 

 

しかし、そうした環境や民族、またカーストという社会慣習などの社会的多様性から、政治・経済をはじめ教育など多くの面で地域的格差を増大する原因ともなってきました。特に、同国が持続可能な開発目標(SDGs)を達成するうえで、HDIの向上に向けて「教育」は喫緊の課題です。

 

 

「SDGsイラスト」の画像検索結果



ネパール社会と教育の現状と課題について概況をお伝えするとともに、2018年3月2日~10日にかけてネパールにて行われたスタディーツアー「TERAKOYAプロジェクト応援ツアー」の報告会を開催します。

 

 

 



2015年4月25日の震災以降始めたコミュニティ学習塾支援事業の経過と今後の活動課題の報告に加え、2018年3月2日~10日まで行われたスタディーツアー参加者の体験報告も予定しています。今後のネパールでの活動予定も紹介しつつ、賛同者と共に活動を広めていくことを目指して一般参加者に向けて開催いたします。

 

 

 

ゲスト登壇者として、現在、東京大学博士後期課程在籍中の Dinesh Joshiさんをお迎えして、ネパールの教育に関する概容をスライドを交えて発表していただきます。

 

 

「Dinesh Joshi YouMe school」の画像検索結果

 

Dinesh Joshiさん自己紹介

 

(早稲田塾大崎品川校ブログ2014年02月01日より転記)

 

 

 

みなさん、こんにちは。ネパール出身のジョシです。男子ですが、名前は「ジョシ」です。 

国費奨学生として、ネパールの首都カトマンズにある、イギリスとネパールの政府が協力してつくった学校ブダニルカンタースクールを卒業、2007年9月に大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)に入学しました。APUではINTERNATIONAL STRATEGIC STUDIES(国際紛争研究)を専攻。その後2011年9月に国連大学の大学院に入学して、ENVIRONMENTAL GOVERNANCEを研究、2013年7月に卒業しました。 教育でネパールと日本を繋げるという夢を叶えるため、ネパールや日本にいる友人とNPO団体も設立しました。

わたしは2013年9月から早稲田塾で働き始めました。「竹中平蔵世界塾」、「オーデュボンアントレプレナープログラム」, 「FASID」,「ドラッカープログラム」、「スーパークロスカルチュラルプログラム」などに参加し、高校生と国際的な問題についてのディスカッションをしてきました。

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

2ヶ月に及ぶネパールでの調査を終え、「コミュニティ学習塾のコンセプトがネパール全国に広まっていったらいいな」と思って帰国したのですが、誰とどのように協力し合って進めていったらいいのか、模索中です。この報告会を機に、各方面の方々のご意見やアドバイスをうかがいながら、ワクワク楽しい途上国支援を一緒に進めていけたら、と思っています。

 

 

「イラストや」の画像検索結果


 

 

スンダリジャルの「TERAKOYA学習塾」は ビジェタエココミュニティー バドリ会長の「貧困世帯の子供たちに質の高い教育の機会を!」という強い意志と信念、それを実現させる自己資金や資産があったからこそできたのだと思っていますが、この成功事例を彼にしかできない特別な事として終わらせたくない、と思いました。

 

強い意志と信念を持ったほかのだれかをサポートできるネットワークやシステムを提案し、開発や支援や教育が専門でなくても、沢山のお金を持っていなくても、大人でも子供でも、この世の中の問題を解決したいと思う気持ちを持った人たちが、自分にできることや持っているモノを提供し合いながら、世界を変えていくことが出来きたらどんなに素敵でしょう。

 

 

私はそのお手伝いをしたいと思っています。

 

2018年6月17日日曜日 スパイス料理教室×ネパール支援報告会 チャリティーイベントやります!

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スパイス料理教室×ネパール支援報告会 

チャリティーイベント

 

ネパール料理をベースにしたスパイスを使ったお料理の
デモストレーション形式の料理講習会を開催します。
お食事タイムにはネパールで2015年から2018年にかけて行った
TERAKOYAプロジェクト教育支援報告も。
楽しく学んで世界を知る
美味しい時間を過ごしませんか?


 

2018年6月17日 日曜日 
午後3時15分 受付開始

(午後7時15分 終了)


会場

グリーンパレス 

調理室(江戸川区民センター)

〒132-0031 江戸川区松島1丁目38番1号 

電話:03-5662-7687 
http://www.green-palace.jp/access/

アクセスマップ

交通手段(電車・バス)
JR新小岩駅(南口)より 

都営バス(新小22)葛西駅行
都営バス(新小21)西葛西駅行

~江戸川区役所前下車徒歩3分

都営新宿線 船堀駅より
都営バス(新小21)系統 新小岩駅行
~江戸川区役所前下車徒歩3分

 


会費 

3000円

(スパイス料理講習受講費+

食事代+チャリティー含む)


定員

25名

(人数に達し次第締め切ります)

 

企画・主催:スンダリ国際支援連絡会議
後援:タカリー セワサミティ ジャパン
賛助:ブッティ ゴーチャン

(タカリー セワサミティ ジャパン会長)

ウラマツヒロミ

タカリー セワサミティ ジャパン とは
ネパール出身のタカリー族によるボランティア団体。

ネパール国の人々の支援活動や大地震後の募金活動や寄付、

日本に住むネパール人の相談事やその他イベント活動にて

ネパール復興の為に尽力しています。

6月17日以降の活動予定は、

7月15日日曜日川崎市新丸子駅下車

多摩川サマーバーベキュー大会。

 

どなたでも参加できます。

詳しくはこちらをご参照ください。

https://www.facebook.com/thakali.sewasamiti.37/videos/1779842078777357/

 

 

参加申し込み方法

フェイスブックイベントページから

下記のメールからお申し込みください。

タカリー セワサミティ ジャパン ratto.zun@softbank.ne.jp

スンダリ国際支援連絡会議 sundarimusic.info1@gmail.com




【講習メニュー】


豆のスープ
魚を使ったお料理

※カジキマグロを予定しています。
季節の野菜を使ったお料理
アチャール(ネパール風漬物)
白飯
チャイ(ネパール風ミルクティー)







【講師紹介】

 

ちひろ

ナマステ!ネパール在住20数年のちひろです。首都カトマンズのお隣、古都パタンに住んでいます。人見知りするタイプの自分が、まったく知らない方と出会い、一緒に料理を作って、楽しいひと時を過ごす。これはもう奇跡ですよね!!現役ネパール人主婦で、現地の女性とまったく変わらない働きっぷりが自慢です。ネパールの家庭料理は、やさしいスパイスの使い方が特徴。姑から伝授されたネパール料理は、先人の知恵満載!もちろん、お家で再現できるようなカンタンなものばかりを選んでみました。今回は、石臼などネパールの台所道具を使った体験型レッスンの他、らくらくデモストレーション形式も取り入れて進めながら、初めての方にも判りやすく紹介したいと思っています。

 

 

ちひろさんのブログ「シタの台所」

お料理に関することを書いたページ



【もちもの】
・エプロン
・ハンドタオル
・筆記用具
・受講料3000円(お釣りの無いように)
・食べ残しを持って帰る容器など


【当日の流れ】
受付 15時15分より エントリー及び参加費の支払
開場 15時30分より 班ごとに分かれて準備

15時30分~下準備
16時30分~お料理開始
18時~テーブルセットと盛り付け
※食事の時にネパールの教育支援に関する報告を

プロジェクターを使って30分程します。
18時40分~片付け開始


19時15分~解散


【お買い物】
イベント終了後、チャイセットとガラムマサラをお分けします(有料)

 

 

 

皆様の参加を

心よりお待ちしています

2018年6月17日チャリティースパイス料理教室×ネパール支援報告会 終了報告!

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スパイス料理教室×ネパール支援報告会 

チャリティーイベント

終了しました!

 

参加者 27人(留学生1名含む)
スタッフ 4名
合計 31名


参加費から

TERAKOYAプロジェクトへの寄付 

10000円
縁筆募金箱に

入っていたお金 

2400円
参加者+スタッフから

いただいた寄付金 

13900円

合計26300円

TERAKOYAプロジェクトの募金用

ゆうちょ口座に振り込ませていただきました。

皆様ありがとうございました!!

 

 

↓今回の講師のちひろさんのブログです↓

お料理のことを中心に

ネパールでの生活のことに触れた記事がかかれています。

 

ちひろシレスタのブログ

https://chihirosita.com/

スパイス料理教室の講師 ちひろ さん ネパール パタンの自宅にて

 

当日の動画をご紹介します。

 

【イベント概容】
ネパール料理をベースにしたスパイスを使ったお料理のデモストレーション形式の料理講習会です。お食事タイムにはネパールで2015年から2018年にかけて行った教育支援報告も。楽しく学んで世界を知る美味しい時間を過ごしませんか?

 

 

 

 


【メニュー】
豆のスープ

カジキマグロを使ったお料理

 

 

 

 


じゃがいもとキャベツを使ったお料理

大根とキュウリのアチャール(ネパール風漬物)

 

 

 

ネパールミルクティ
 

 

 

みんな美味しく作れました。
 
 
 
調理中はこんな感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
そして試食タイム!

 

 
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試食タイムスタート!

Sundari Micaさん(@sundari1016)がシェアした投稿 -

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
試食タイムの途中でプロジェクターをつかって
スンダリ国際支援連絡会議として
TERAKOYAプロジェクトについての報告をさせていただきました。
 
 
 
 
この画像をクリックすると、パワーポイント資料に飛びます。
興味のある人はぜひじっくり読んでみて下さい。
 
 
 
 
と、、、、いうことで無事に終了してめでたしめでたしです。
 
楽しく学んで美味しく食べながら
誰かのことに想いを馳せつつ
継続可能な世界を作っていく
方法について考える
 
そんなチャリティーイベントが出来たと思います。

 

 
またいつかこんな時を過ごしましょう。

 

ネパールのチトワンの公立学校に知育玩具を贈ろう!ただいまイベント実施中です。

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現在フェイスブック上のイベントとして、「使っていない知育玩具をネパールの公立学校にプレゼントしませんか?」という呼びかけをしています。イベントの詳細はこちらのイベントページをご覧ください。

 

 

このたび、ネパールのチトワンの公立小学校を支援している現地NGO( https://www.eccnepal.org/ )スタッフの要請で知育玩具を集めることになりました。皆さんのご家庭に眠っている、現在使っていない知育玩具を譲っていただけませんでしょうか?

 


●どこに送ればいいの?
大阪淀川区十三の「ゆるらかふぇ」に集めて、一箱23㎏以内に梱包し、8月21日必着で羽田空港に送ります。スンダリ国際支援連絡会議の代表として、スンダリミカがネパールまで運び、NGO関係者に手渡しします。

 

「ダンボール箱」の画像検索結果

送付先
〒532-0028 大阪府大阪市淀川区十三元今里2丁目18−18
ゆるらかふぇ
電話: 06-7493-9719
※送付する前に、こちらのブログのコメント欄かイベントページかゆるらかふぇまで必ずご連絡ください。事前に連絡なしで荷物だけ送るのはご遠慮ください。
※ゆるらかふぇまでの送料は各自ご負担くださるか、直接持ち込んでください。着払いでの発送はご遠慮ください。



●どんなものが欲しいの?
【お家にこんなものありませんか?】
●英語の知育玩具(※ひらがなカタカナは募集していません)※写真はイメージです。

「英語 知育玩具」の画像検索結果


●算数の知育玩具(※小学校で使う算数セットは今回は募集しません→前回募集して現在数は足りているので)※写真はイメージです。

「算数 知育玩具」の画像検索結果


●積み木やレゴブロック(※比較的小さなもの)※写真はイメージです

「積み木 パズル 知育玩具」の画像検索結果


●パペット(※手作り品でもよいです。)※写真はイメージです。

「パペット 知育玩具」の画像検索結果


●カードゲーム(※トランプ以外のもので。UNOとか)※写真はイメージです。

「カードゲーム 知育玩具」の画像検索結果



※こんなものは送らないでね。
【こういうものはご遠慮ください】
●日本語の教育に関するもの(※使うのはネパール人の子供です)
●著しく欠品しているもの(※使用に支障が出るほどの著しい欠品)
●不衛生なもの(※異臭を放ったり、カビだらけのもの)
●電池や電源を必要とするもの(※使用に維持費がかかるモノ)
●重すぎる・大きすぎる・かさばりすぎるもの(※手荷物で運びますので)
●文房具(鉛筆やノート)は今回募集していません。※文具を現地で購入する費用としての寄付は歓迎しています。
 

 

 

●お金を送って協力することはできるの?
少額クラウドファウンディングサイト POLCAを通じて寄付が出来ます。
https://polca.jp/projects/tRiM4JsOvMg



スンダリ国際支援連絡会議のボランティア用ゆうちょ銀行口座でも寄付を受け付けてます。
寄付金専用 ゆうちょ銀行 10200-99109761 タカギミカ

※1000円以上の寄付をしてくれた方で、リターンギフト(ラクマとメルカリに出品中のもの)をご希望の方は、振り込み証明書の写真といっしょに、郵送希望先住所・希望商品をこちらのメールアドレスまでお伝えください。

メールアドレス: sundarimusic.info1アットマークgmail.com(アットマークを@にしてください。)



●小さな贈り物がもらえて寄付もできるチャリティーギフトショップもあります。
寄付のリターンとして、カレースパイスやフェルトマスコットなどがもらえるギフトセットです。現在9点が出品してあります。1000円の購入金額のうち半額の500円をネパール支援にあてます。※Sold Outになっても、すぐに購入できるように商品を出品しますのでお好きなものをお求めください。アプリに登録してある住所とは違う住所に郵送することもできます。取引メッセージにてご希望をお伝えください。お友達と、ネパールの子供に同時に贈り物が出来るギフトセットです。



楽天のフリマサイト ラクマ
https://fril.jp/shop/SILCSHOP

 

 



メルカリショップ※ラクマと同じものを出品しています。
https://www.mercari.com/jp/u/770529634/

 

 

 

 

今回支援をすることになった背景をご説明します。

 

●チトワンの学校ってどこにあるの?

チトワンというのはカトマンズから西に100㎞程離れた場所ですが、この地域にはタルー族という民族がたくさん住んでいます。タルー族は一般に貧しく、教育を受けていない人たちが多いといわれています。「地図 チトワン」の画像検索結果

 

この地にある公立学校の立て直しプロジェクトの責任者となったのが、スンダリミカの古くからの友人のサファラ先生で、彼女は先生を指導する先生という職業をしています。サファラ先生とは何度かネパールでプロジェクトをご一緒したことがあります。

 

 

ドキュメンタリーフィルムWASTE MANDALA をご紹介した時のブログのトップ写真にも映り込んでいた人ですが、見おぼえありませんか?

https://ameblo.jp/sundarimica/entry-12333674965.html

 

 

 

●サファラ先生ってどんな人なの?

サファラ先生は質の高い教育をネパールの公立学校に届けたい、という思いで教員の指導をされている方です。サファラ先生が提唱する質の高い教育を子供たちへの思いをつづったレポートはこちらです。2014年くらいに発表されたレポートですが、現在も状況はあまり変わっていません。

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる

※自ら知育玩具教材を作るサファラ先生

 

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ネパールの学校教育に関する報告: 今、子どもたちが必要としていること

概要

 昨今、ネパールの遠隔地であっても、子どもたちのほとんどが学校に在籍しています。ユネスコによる“万人のための教育”プログラムは、たとえ政府による公教育制度の質が悪いと言っても、ほとんどの子どもたちが学校教育を受けるのに役立ちました。ほとんどの学校では、適切な教室、トイレ、飲料水など最低限の設備さえも欠けている状態ですが、公教育制度は無料ですから、子どもを私立学校に通わせる余裕のない家庭にとっては、公立学校が唯一の選択肢なのです。

 

※チトワンの学校をサファラ先生が視察した時のレポートより

 

 どの公立学校でも男子生徒より女子生徒のほうが若干多いという現象が見られますが、両親が男の子は私立学校へ行かせ、女の子は公立小学校の5年生までの教育で充分と考えているからなのです。一般的には、私立学校志向が強く、日本をはじめ外国援助を受けて建設された村の公立学校が廃校になりつつあります。しかし、そうした中でも、本当に貧しい階層の多い地域では、公立学校しか教育の機会が得られません。教育の二極化現象が起きているのです。現在では、10年間の学校教育を受け、卒業資格試験(SLC)に合格していなければ、まともな賃金を得ることも、海外への出稼ぎにも行くことも難しいので、この子どもたちの将来は既に限定されてしまっているのです。

 

 貧しさは、地方にあるとは限りません。カトマンズ盆地の周辺でさえも、支援を必要としている地域があります。もし、支援が得られれば、貧しい子どもたちの能力開発教育を施すことができるのです。 

 

最終目標

★教育を必要としている子どもたちのために、質の高い教育を提供すること

★国のために役に立つ善良な市民を育成すること

 

教育の質的向上を図るためのビジョン】

見定め:教材等の導入状況など、標準基準を用いて、最も支援を必要としている学校を確実に見定めること。

計  画:彼らの必要性や優先順位を明確化するために、校内を点検し、校長、教師とスタッフたちとの会議を開催すること。

活  動:学校の校長、教師、スタッフたちと共に、活動改善計画を作成すること。

 

【目的: 教育の質を向上させるための方策】

1. 新しい教材を与える。

2. 教師研修会で与えられる新しい教授法を導入する。

3. 全人的な経験を与えることで、心理的・社会的、物理的および感情的な成長を図る

4. 両親に教育を与える

5. ボランティアを参加させる

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1.新しい教材を与える         

 

※チトワンの学校をサファラ先生が視察した時のレポートより

 

政府の学校では、教材が不足しています。教材といえば、黒板と数本のチョークのみです。こんなことは、驚くに足りないことで、文房具類、画用紙、クレヨン、絵カード、図表、辞書、地図、読書用図書、ベース10グロック(加算、減算、数感覚など基本的な数学的概念を学ぶための教材)、立体模型、コミュニティ・モデル・ボール、綱など、あらゆる教材がありません。

 これらの教材は、子どもの様々な能力を開発することができます。子どもたちは、こうした教材を使って、ものごとを探ってみたり、創ったり、感じたり、遊んだり、対話を始めるのです。

 アイデアやインスピレーションは、多くの場合、西洋の例が用いられますが、いつも、それらをネパールの文脈に合わせて利用します。これらの教材を用いると、子どもたちの普通の認知能力よりも、探究心、創作意欲、想像力、感受性、人間関係構築などの能力開発において、はるかに高い効果が得られるのです。学習が彼らにとって総合的な経験になります。

 

※チトワンの学校をサファラ先生が視察した時のレポートより

 

 

2.新しい教授法の導入

※チトワンの学校をサファラ先生が視察した時のレポートより

 

 

 ネパールに、僅かながら教師研修センターがあります。政府は、教師に研修の機会を与えていますが、学校においてはその顕著な効果は見られません。ほとんどの教師は、伝統的な暗記学習教授法を踏襲しています。教師は教科書を読み、子供たちは単に暗誦するだけです。教師が50年前に受けた教育法を繰り返しているだけです。その結果、できない子は心を悩まし、教師は、竹の棒で子どもを叩きます。

 今までの伝統的な教授法を、子どもの総合的な開発のための新たな教授法に置き換えることは可能です。私たちは、必要な設備を整備して、子どもと教師の間の良好な関係を見出し、子どもに優しい環境をつくることに無関心でいてはならないのです。多種多様なツール(劇をしたり、一緒に歌ったり、ペアやグループで絵画の発表をしたり)を使った教育は、子を中心とした学習指導の重要な部分であり、そうしたゲームや教材を開発する必要があります。

 

※チトワンの学校をサファラ先生が視察した時のレポートより

 

 教育フェアをするのも、一つの方策です。教師研修内容は、上記に示した内容を基準として充実したものになるでしょう。もっと多くの教師が研修してきたことを生徒と一緒になって実践すれば、もっと多くの生徒が能力を伸ばせるでしょう。

 子供たちが、教室で何を学んだかを発表する教育発表会は、もう一つの教育ツールです。発表会を行うことで、新しい教育方法がいかに有効かを示し、理解することができます。

 

. 総合的な経験教育 (認識能力、社会的、物理的、心理的成長)

 認識能力の成長(例えば、単に習慣を形成するものではなく、積極的な知力のを含む過程で、ものごとの規則を自分で見つけるなど)、社会的な成長、物理的な成長、感情や心理的な成長などを促す総合的な経験教育を与えることが必要です。
 学校で、必要なツールを与え、活動の場や材料を提供することで、総合的な経験を与え、子どもたちの知的なスキルだけでなく、社会的スキルや物理的、感情的なスキルなどの開発を支援することができます。

 感情的な領域の開発には、日本の教育から学んだ、子どもたち個別に鉢を与え、それぞれが好きな植物を植えて慈しみながら育てるというアイデアを実施してみようと考えています。

※チトワンの学校をサファラ先生が視察した時のレポートより

 

4.  両親の教育機会提供      

 

5. ボランティア受け入れ促進

 もし可能なら、教育現場にボランティアが存在することで、子どもが何等かの影響を受け、教育にも効果がもたらされるでしょう。ボランティアは、村内で最低限の設備や生活環境で暮らせる能力があり、明るく、忍耐強く、創造性があり、英語かネパール語が話せる人が望ましい。

 

 

 

ケーススタディとして:カファルチョールのセティ・デヴィ小学校訪問記

 セティ・デヴィ小学校はカトマンズから15km離れたノウビセのカフレチョールにあります。この小学校からは、ヒマラヤの峰々がとても良く見えます。

 彼らは、たいへん協力的でしたが、ほとんどが貧しいタマン族の人々でした。そのことが、ここの学校教育を困難にしている原因なのです。生徒は全部で110人で、ECDクラス(幼稚クラス)が1クラスと、他は1年生から5年生までの6クラスあり、7人の先生が教えていました。

観 察

  • 専任教師-- 殆どの教師は険しい山を1時間程度歩いて登校してきますが、それが普通です。
  • 訓練を受けた教師は、新しい指導法を使用しています。
  • 学校の設備は充足していました。
  • 図書館は利用されていました。
  • 数人の教師は教材を使っていました。               

課 題 

  • 境界柵が無い:学校の設備は整っているが、学校の境界柵が無い。校長先生の話によると、境界柵を設けると、子どもたちが昼食後学校から逃げ出さなくなるだろうとのことだった。
  • お弁当が無い:ほとんどが貧困家庭の子どもたちのため、充分な食事が得られない。校長先生は、もし昼食の援助が得られれば、子どもたちは学校に留まり、1日中勉強することができるだろうと語った。
  • 教材不足
  • 教師の教育訓練不足
  • 生徒たちの創造性の無さ
  • 図書館の適切な利用不足
  • 両親の教育不足と貧困
  • 低賃金の教師(★正規の政府雇いは平均的に教師の半数程度で、他は村雇いのため低賃金である)

 

 

支援のお願い

  • 教育研修を提供すること 教育研修は教師に子供本位の環境と教授法のインパクトに関する知識を与えることができる。同時に、教師たちは、子どもの総合的な能力開発に関する知識も得ることができる。つまり、教員研修の機会を与えることで、教師と生徒の教育に対する考え方を同時に正すことができるのです。
  • 昼食の提供:  質の高い教育が必要なことは分っています。しかし、基本的なニーズが満たされない限り、夢を見ることは不可能なのです。子供たちに昼食を提供できれば、子どもたちに規則的な生活習慣を身につけさせ、学習させることが可能となり、子どもたちにとっても、両親にとっても、教師にとっても大きなサポートになります。
  • 学校の境界柵を作ること 食が満たされれば、衛生、安全などが、子どもたちの基本的なニーズになります。学校の境界柵(塀)を築けば、子どもたちが勝手にいなくなるようなことがなくなり、学校の中で安全に滞在することができます。
  • 教材を提供すること: 教材が提供されれば、教師も子供たちも、通常の認知能力よりも遥かに創造的になり、総合的な人格開発に資することができます。
  • 植木鉢を置くこと: 生徒が一人一人、自分の責任で植物の鉢を世話することは、子どもの感情的な部分の成長を助けます。この計画案は、日本の小学校教育システムを応用したものです。
  • ボランティアを提供すること: 学校でのボランティア(または、インターンシップ)の機会を提供することは、ボランティアにも、子どもたちにも、新しいアイデアを探求する機会を与えることになります。ボランティア側は、彼らはネパールとネパールの状況を知るチャンスとなり、子どもたちは彼らの世界を探求する機会となります。これは、ボランティアが、子どもの生活に、今までとは異なる「何か」を生みだすことを意味します。

       貧しい状況にある子供たちも、平等な教育を受ける権利を持っています。

       ネパールの子どもたちを支援 し、彼らの人生を変えようと思ってくださる方を

       歓迎いたします。                                                        

         

    Safala Maiya Rajbhandari 記 2014年

    (*ラトバンガラ教育財団 教員研修所専属トレーナー) 

 

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このチトワンの学校サポートプロジェクトではいくつかのサポーターが協力し合って資金や物資の提供をしています。

 

今期は8月19日まで募集しています。お心当たり、お志、お待ちしています。(((o(*゚▽゚*)o)))

 

 

 

 

 

立山。山の日ウィークにスンダリ国際支援連絡会議・ブランカモンティーノ・スンダリミカで参加します。

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画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

今年で第3回目を迎える山の日。立山室堂ターミナル屋上で行われる山の日イベントに参加することになりました。

 

開催期間 2018年8月8日(水)~8月12日(日)
9:00~15:00 ※雨天中止の場合あり
会場 室堂ターミナル屋上
 

今年の夏は元気になれるイベントがいっぱい!
みんなで立山黒部アルペンルートへGO!
https://www.alpen-route.com/yamanohi2018/

 

 

イベントの中の3つの部門で参加させていただくことになりました。


見る
ネパール大衆歌謡披露(スンダリミカとして参加)

 

 

 

立山曼荼羅絵解き(たてやままんだらえとき)

観光PRイベント
伝統芸能披露
天空のVR体験
玉殿のヨーヨーすくい



食べる
雲上グルメクーポン
立山地ビール「星の空」 販売会
芦峅ふるさと交流館による郷土料理販売(つぼ煮・やきつけ)
芋かいもちの源七による郷土料理販売
カフェボール 販売
寒餅(かんもち)の手焼き体験



買う

オリジナルTシャツ販売
ネパール雑貨販売(ブランカモンティーノとして参加)


後援:富山ネパール文化交流協会石川ネパール協会
ブランカモンティーノの書品について詳しくはこちらをクリック



立山とネパールの友好関係
平成3年に立山芦峅寺小学校とネパールクムジュンスクールは姉妹校提携をしました。

芦峅寺とエベレスト登山者の基地となっているネパールのクムジュン村は、登山文化など多くの共通点があることから、教育や環境保全、観光などさまざまな面で交流を続けています。

また、室堂平の歩道はネパール人の手によって作られました。このように、立山とネパールは昔から深い繋がりがあります。

 

画像に含まれている可能性があるもの:2人、座ってる(複数の人)画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、立ってる(複数の人)画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、室内
 

体験する
立山黒部シーズンウォーク「立山山頂ウォーク」
夏休み!立山黒部アルペンルートスタンプラリー
スマイルフォトコンテスト
らいちょう願い箱
護符作り・護符バッチ作り体験
縁筆ワークショップ(スンダリ国際支援連絡会議として参加)

縁筆プロジェクトについて詳しくはこちらをクリック

 

 

もちろん一人で全部やるのは無理ですから、富山と石川のネパール仲間のサポートをお願いして、一緒にイベントを盛り上げられたら、と思っています。

 

 

5日間におよぶネパール大衆歌謡ステージのためにこんな秘密兵器も購入しました。(((o(*゚▽゚*)o)))

スマホカラオケマイク(スピーカー付き) MP-30

 

「スマホカラオケマイク(スピーカー付き) MP-30」の画像検索結果

 

 

 

どこでもカラオケマイク、ブルートゥース内蔵!

 

室堂ターミナルは環境保全のために、音響設備を使ってはいけないと言われていて、地声で歌わなければならないと言われていたのですが、さすがに、それではあんまりなので、こんな秘密兵器を用意してみました。ビックカメラの展示品ででもカラオケしてみた時に「これなら使える」とうなったどこでもカラオケマイクです。

 

スマホの中に入っているカラオケをこのマイクに飛ばして、マイク本体に内蔵されているスピーカーと共に歌唱する。すごい。すごすぎる。これをネパールの山奥に持っていっていきなりカラオケステージをしてあげたいわ。

 

 

 

 

 


日刊ゲンダイ 喜怒哀楽のサラリーマン時代 連載全4回終了 ありがとうございました。 

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今回このような素晴らしい機会をいただけましたことを日刊ゲンダイのライターをしていらっしゃいます大西桃子さんに感謝します。今年の1月に無料塾セミナーに参加したことをきっかけに、中野よもぎ塾に足を運び、そこで知り合った大西さんにお声をかけていただいたことで、私の半生を振り返る良い機会にもなりました。

 

スンダリ・ミカさん<1>演劇に憧れ早大に入学も自暴自棄に(←クリックしてバックナンバーにGo!)

スンダリ・ミカさん(C)日刊ゲンダイ

 

【ちょぴっと補足】大学の専修進級のときに、わずか数点成績がおよばずに、第一志望の演劇専修に行けなかったことで目標を見失った私の心のよりどころになったのが「歌」だったし、その歌を歌い続けることを可能にしてくれたのが「ネパール大衆歌謡」との出会いだったのでした。なんで成績及ばなかったの?ってつっこまれそうですけど、私、楽勝科目とか全然知らなくて、興味だけで授業選んでしまったのよ。マジメに授業も出ていたし、提出物もちゃんとしてたんだけど。。。。。だから、専修落ちしたことがわかった時には足元がぐにゃにゃと波打ったよ。( ;∀;)大学生の皆さん、楽勝科目の情報って大事よ。その1点の差で残りの3年が決まるならね。※ちなみに卒論はネパールの音楽について書きました。Aもらいましたよ。<(`^´)>

 

 

スンダリ・ミカさん<2>過去問を担当し解答を議論していた(←クリックしてバックナンバーにGo!)

同僚と長野五輪を観戦(中央がミカさん)/(提供写真)

【ちょぴっと補足】私のサラリーマン時代はわずか4年間だったんですけどね、給料が安い以外はこれといって不満がなかったです。就活しないでバイトの延長で就職してしまったんで、贅沢は言えないしね。(ノ´∀`*) 仕事そのものは嫌いじゃなかったのですが、会社の中ではよく怒られていました。わたしのことは怒りやすかったらしいんです。怒るとすねたり、口答えする社員より私のようにトイレで泣いて戻ってきて「さきほどはすいませんでした」という社員のほうが見せしめに怒るのにはちょうどよかったんだよ、とあとから上司に言われましたけどね。3年目くらいにリストラの対象になったときには、その上司が私は会社に残したほうがいいと口添えしてくれていたそうで、別の人がリストラされて会社を去っていきました。会社ってわからないもんだな。とおもいましたし、自分は組織には向いていないんだろうな、と思っていました。

 

 

スンダリ・ミカさん<3>友人に触発されネパール行きを決断(←クリックしてバックナンバーにGo!)

スンダリ・ミカさん(C)日刊ゲンダイ

 

【ちょぴっと補足】私のネパールとのご縁の始まりは「歌」とか「芸能」からだったので、ネパールの楽しさとか良さを歌や楽器や踊りなどを通じて知ってもらえるような活動をしていこうと当初から思っていました。ネパールのためにというよりは、私自身の生きがいややりがいのために選んだ道でした。私の自慢とウリは、ネパールに行ったこともない日本人に向けてネパールの歌のプログラムをやって1時間飽きさせないことです。2018年からはネパール大衆歌謡歌手という肩書を、シンガー スンダリ・ミカにあらため活動をしていきたいと思っています。

 

 

 

スンダリ・ミカさん<4>1人で働いて会社のありがたみ感じた(←クリックしてバックナンバーにGo!)

叙勲式(提供写真)

 

【ちょぴっと補足】通常は5回の連載だというこちらのコーナーですが、月曜日が祝日であったことから4回で完結させなければならなくなったこともあり、最終回は盛りだくさんで駆け足な回になってしまいましたが、この記事を読んだ読者さんが「で、今スンダリ・ミカはどっちにいるの?ネパール?日本?」と思うかもと思ったので、声を大にして訴えます。(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

 

「2017年3月末から日本に拠点を移しました。日本とネパールの友好・親善・支援活動の基盤としてスンダリ国際支援連絡会議を設立するべく現在準備中です。」

 

 

でも、これからも定期的にネパールには通いますんで、どの時期にどっちにいるかはわからないけどね。(ノ´∀`*) 

 

 

 

2010年11月18日にも半生を振り返る系のインタビューに取り上げていただいたことがありますが、あれから8年。当時の私が目指して、進もうとしていた未来に今私は立っているんだろうか。

 

 

https://www.goo.ne.jp/green/column/lohas-earth_vol22.html

こちらをクリックすると記事にいきます。

 

 

 

去年の10月13日に岡山の中学生に対して講演をした時

感想文を読み返しながら、今後の私の進むべき道を考えています。

 

 

 

 

最後に、改めて

日刊ゲンダイと

ライターの大西さん

素晴らしい機会をいただき

ありがとうございました!

(((o(*゚▽゚*)o)))

 

 

 

 

 

 

 

 

Sawanako Jhari  7月の雨のように

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Sawanako Jhari || Sundari Mica ( Japanese Singer )

7月の雨のように

 

2008年に発表した2ndアルバムの中から。

初めての恋に戸惑う女の子の気持ちをうたった歌です。

 

 



▶︎Sawanako Jhari


Sravanako jhari banera 

7月の雨のように
Ayo timi mero jivanama

あなたが私の人生にやってきた
Bhagai lagyo lahara laharama 

あなたへの思いは大きな波になって私を押し流した
Chaina yo mana afnai basama 

体はここにあっても 心はどこかにいってしまったの 
Savanaka jhari banera

7月の雨のように

Thahachaina malai dherai timro barema 

あなたのこと全然知らないのに
Pheri pani rahanchu ma sadhai timro Sathaima 

いつでもあなたのことを追いかけてしまう
Dinaharu ta kati janchan 

1日があっというまに過ぎていくわ
Chaina nida aba ratama 

夜になっても眠くならないの
Sravanako jhari banera 

7月の雨のように、、、、

Sravanako jharile gaeko gita 

7月の雨が歌った歌
Timi sanga basyo hai launani prita
あなたと過ごした愛しい日々


Chanya bani chai sake 

影になって
Hunchu timro yadama 

あなたの後をついていくの
Jau timi kataipani 

私に興味がないのならどこにだっていってちょうだい
Paumchu hareka modama 

あなたみたいな人どこにだっているんだから
Thahachaina malai dherai timro barema

やっぱりあなたのこと私 全然わかっていない
Sravanako jhari banera

7月の雨のように、、、、

 

 

ぜひチャンネル登録お願いします。

 

 

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SDGsを知るネパールプチ文化祭 〜ネパールの映画、歌、子どもの人権に関する研究発表会を通じて〜

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SDGsを知るプチ文化祭
〜ネパールの映画、歌、子どもの人権に関する研究発表会を通じて〜
✳︎SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のこと。

 

 

 

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日時

2018年12月22日土曜日

会費3500円
ワンドリンク  スナック付き
受付 午後 1時15分
開始 午後1時半
終了 午後4時半

 

懇親会 午後4時半~5時半
ワンドリンクオーダー制
※懇親会に参加される方は、ワンドリンクオーダーにご協力おねがいします。
 

 


会場

定員 40名
高円寺のライブハウス/イベントハウス/レンタルスペース Grain
高円寺駅徒歩2分
http://nakadori.jp/shop/0363830440.html

 

 


内容
1)ネパール映画 カタプタリ 51分 上映

伊藤敏朗監督も当日会場にお越しいただけることになりました。
http://www.rsch.tuis.ac.jp/~ito/kathputali/

 

映画予告編

 

2008年の年に発表された日ネ合作映画「カタプタリ 風の村の伝説」を鑑賞しながらSDGs目標11    「世界の文化遺産および自然遺産の保全・開発制限取り組みを強化する。」について考えます。

 

映画“Kathputali”の製作実践と観客の反応

“Kathputali”のテーマには、内面的なテーマと外形的なテーマの2つがある。内面的テーマとは、この映画が、主人公の少年が成長を遂げていくなかでの、心の奥底にある‘純粋さ’(本作ではネパール語の‘プレラナ’:霊感という言葉で表現される)の喪失と回復を描いた物語であること、外形的テーマとは、本作がネパールの文化、伝統的建築や街並みなどの保護の大切さと難しさを訴えていることである。  続きはこちらから→映画“Kathputali”の製作実践と観客の反応

 

 


2)スンダリミカ 歌とトーク
 

ネパール歌手スンダリミカの歌とスンダリミカがかかわっているTERAKOYAプロジェクトについての報告。SDGs目標 4「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」について考えます。

 

2015年月7月~2018年4月にかけて実施されたコミュニティー学習塾プロジェクトTERAKOYAプロジェクトの報告と2018年10月から新たに始まった公立学校の図書室で展開される補習教室プロジェクトの実例についての報告をします。おたのしみに!

 

 

 

TERAKOYAプロジェクトの軌跡 5分間のスライドショーです。

 

 

 

 

公立学校の図書室放課後補習教室の軌跡 

 

 

 

TERAKOYAプロジェクトの詳細はこちら

 

 

 

 

ネパールの歌を歌う日本人歌手スンダリミカの歌がきけるのはこちらのチャンネルで!

 

Sundari Mica TV youtubeチャンネル

http://qq3q.biz/NNsl

 

 

 

 


3)日本におけるこれからの多文化教育と子どもの人権についての発表
「Dinesh joshi japan」の画像検索結果

東京大学博士後期課程在籍中 Dinesh Joshiさん
https://jp.linkedin.com/in/dinesh-joshi-8748246b

現在、多くの外国人が様々な理由により、国境を越えて、日本で生活をしています。また、学校教育の現場でも、多くの異文化を持った子どもたちが通学し、日本人の子どもたちと共に学習をしています。(*私たちの考える異文化とは、国籍だけではなく、性別、家庭環境全てをさします。)これらの社会的環境の変化により、今後更に誰とでも「共生」するため必要な「多文化理解」の姿勢が求められます。そこで、今回は「多文化理解」を実現するために、「子どもの人権」と結びつけて、深く考えていきます。

 

「子どもの人権」は、国籍、性別、環境に関係なく、この世に生まれて来た全ての子どもたちに与えられた権利です。さて、みなさんの目の前の子どもたちは、子どもの人権をちゃんと与えられているでしょうか?

 

今日の日本社会に求められている「多文化教育」と「子どもの人権」について、現在東京大学大学院で移民と子供の人権について研究されているネパール人留学生のDinesh Joshiさんに在日外国人の視点からお話ししていただきます。

 

「画一的」が良いとされてきた従来の教育から、「多様性」を受け入れ、主体的に学ぶことを求められる21世紀型教育の変換期だからこそ、今一度考えるべき課題ではないでしょうか?SDGs目標 10「国内および国家間の不平等を是正する」を考えるきっかけになればと思います。

東京都内の夜間中学校を訪問して調査をするDineshさん



 

お申し込み方法

前日までにいずれかの方法でご予約のご協力お願いします。

 

フェイスブックイベントページから→ https://www.facebook.com/events/496725777504316/

メールでご連絡→ スンダリ国際支援連絡会議  sundarimusic.info1@gmail.com

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沢山の参加をお待ちしています。

 

 

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糸 中島みゆき ネパール語タイトル Mayako Dori 日本の歌をネパール語で歌ってみました

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Mayako dori - 糸 - 

Original: Miyuki Nakajima 中島みゆき
Nepali
lyrics: Santosh Neupane / Sundari Mica
@Sutudio Bridge https://studiobridge.jimdo.com/

 

 

日本では結婚式の定番曲となっている中島みゆきさんの【糸】

ネパール語に訳して歌ってみました。

 

ネパール人留学生と一緒に考えながら訳しましたが、

ネパール語で縦の糸、横の糸と直訳しても

歌が言わんとしている意味が通じないといわれ

「同じ機織り機にかかった糸である私達」

という風に訳させていただきました。

 

ネパール人と日本人が同じ音楽を聴いて

同じメッセージに心震わすことができたらと思って

この歌を訳してみました

 

もとになるカラオケトラックを

スタジオブリッジの大渕秀文さんに作っていただき

ネパールのスタジオにデータを送り

ネパール人アレンジャーのAnjan Shresthaさんに

ネパールの竹笛とパンチャバジャ(伝統的な楽器)を

追加録音してもらいました

パンチャバジャはネパールの結婚式などで

演奏される寿ぎの音楽です

 

2つの人生が一つになる時

心細かった人生に

勇気と希望がもたらされ

新しい歌がつくられ

歌い継がれる

 

そんな思いが伝わればうれしいです。

 

 

MAYAKO DORI

मायाको डोरी

 


Kina huncha hola bhet ghaat 
किन हुन्छ होला भेट घाट 
どうしてでしょう 出会うのは
Hamilai kehi thahaa chhaina
हामीलाई केही थाहा छैन 
わたしたちは なにも 知らない

Kahile huncha hola bhet ghaat
कहिले हुन्छ होला भेट घाट 
いつなんでしょう 出会うのは
Hamilai kahilai thaha funna
हामीलाई कहिलै थाहा हुन्न 
私たちは どんな時も 知ることがない

Kaha thiyo timi ani ke gardai thiyo
कहा थियौ तिमी  अनि के गर्दै थियौ 
どこにいたのあなたそして何をしていたの  
xitija paariko tyo 
क्षितिज पारिको त्यो  
水平線の向こう 
baadal muni lukeka hamro katha
बादल मुनि लुकेका हाम्रा कथा  
雲の下に隠された私たちの物語   

Eutai taan ko dori hami 
एउटै तान को डोरी हामी
一つの機織り機にかかった糸である私たち
atut hamro sambandha
अटुट हाम्रो सम्बन्ध 
切り離すことができない私たちの関係

Buneko rumaalale kunai din usko
बुनेको रुमालले कुनै दिन उसको
織り上げたハンカチはいつの日か彼に
Maya chhaula jivanmaa
माया छाउला जिवनमा 
愛をもたらすでしょう 人生で

Kina ho jiunai parne yo jivan
किन हो जिउनै पर्ने यो जीवन
なぜ生きなければならないのでしょうか この人生を
Almaliekaa ti dinkaa pidaharu
अल्मलिएका ती दिनका पिडाहरु
どうしていいかわからず困惑していたあの日の痛み

Laxya chumna doudiera
लक्ष्य चुम्न दौडिएर
目標に向かって駆けながら
Ladekaa ti dinkaa pidaaharu
लडेका ती दिनका पिडाहरु
転んだ あの日の痛み

Aafnai jivanko artha nabujhi
आफ्नै जिवनको अर्थ नबुझी 
自分の人生の意味が分からなくて
Nirasaa hundai roeka bataas ani hawaharumaa
निरासा हुँदै रोएका बतास अनि हावाहरुमा 
寂しい気持ちで泣いた 嵐そして風の中で

Eutai taan ko dori hami 
एउटै तान को डोरी हामी
一つの機織り機にかかった糸である私たち
atut hamro sambandha
अटुट हाम्रो सम्बन्ध 
切り離すことができない私たちの関係

Buneko rumaalale kunai din usko
बुनेको रुमालले कुनै दिन उसको
織り上げたハンカチはいつの日か彼の
Mutuko ago nibhaulaa jivanamaa
मुटुको आगो निभाउला जिवनमा
心の中の炎(辛い思い出)を消すでしょう人生で

Eutai taan ko dori hami 
एउटै तान को डोरी हामी
一つの機織り機にかかった糸である私たち
atut hamro sambandha
अटुट हाम्रो सम्बन्ध 
切り離すことができない私たちの関係

Manle chaheko maanchhe paunu nai
मनले चाहेको ,मान्छे पाउनु नै 
心が求めた人を手に入れることこそ
Sukhi ra Khushi jivana rahechha
सुखी र खुशी जिवन रहेछ 
幸せで嬉しい人生というものです

オリジナル楽曲 作詞/作曲 中島みゆき
ネパール語歌詞 Santosh Neupane/Sundari Mica

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ネパールのカブレ郡の公立学校で放課後の補習教室の試験運営を始めました

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2018年9月から繰り返し訪問調査をしていた

カブレ郡にある村の公立学校で

放課後補習教室プロジェクトの

試験運営が始まりました。

 

 

 

プロジェクト開始に至った経緯はこちらの動画にまとめてあります。

 

 

貧困世帯の子供たちの学力に格差が出てきてしまう

という問題は日本でも最近問題になっていますが

ネパールでも深刻な問題です

 

2016年にネパールの教育法が改正され

12年生までは落第なく進級・進学できるように

なったのは良いことかもしれませんが

 

一方で基礎学力のないまま進級させられる子供たちは

九九やABCがわからないまま

方程式や英文による長文読解の問題を

解かなければなりません

 

このような状態で来るべき高校卒業試験に

合格することはできるでしょうか?

 

勉強ができることがすべてではないですが

しかるべきサポートを受けることができず

ひっそりと学校を去っていく子供たちが

増えないように何とか対策を立てなければ

 

安心して勉強ができる環境を

整えてあげることは

その子の未来の可能や希望を

作ることだから

 

その可能性を私達大人たちは

サポートしなければ

いけないのではないでしょうか

 

せめて1-5年生までの基礎学力を

つける時期に多くの人たちの

優しさや支援で

取りこぼされる子供たちを

救うことができたら

 

そんなことを思って

カブレ郡の村の公立学校で

放課後補習教室の自主運営を

提案しました

 

様々な分野の専門家が集まって

アイディアや経験を共有しあいながら

手探りで始まった

放課後補習教室プロジェクトです。

 

 

今回第1回のレポートが届きました。

2018年11月21日のトレーニングのレポートです。

 

 

 

こちらの学校は3年間で

13000冊の蔵書を有する図書室を

育て上げたことでも評価が高い学校です

 

この公立学校の図書室は

地域に対しても開かれていて

年会費を払えば本の貸し借りや

図書室の利用ができるそうです。

 

図書室の維持運営費は独自の基金を

設立しそこに毎年お金をためているとのこと

 

この図書室運営のノウハウや

団結力を活かして

新たに放課後補習教室プロジェクトを

始めることになりました

 

 

 

高学年が低学年を指導することで人件費をかけない補習教室運営を提案

 

 

子供たちは先生ではなく上級生が自分たちの勉強の

サポートをしてくれることに安心感を覚えているとのこと

 

 

 

 

 

学生による放課後補習教室委員会の

会長のウメシュ ギミレ君のインタビューです。

インタビューの概要は以下の通り。

ー補習教室は必要だと思いますか?どうして始めましたか?

学力の格差に悩む低学年のために私たちはこの補習教室をしようときめました。

ー補習は1-5年生までの学生にするんですよね?これでいいですか?

とってもいいです。1-5年生の子供たちは、自分が勉強ができないことで

先生たちに怒られるのではないかと先生を怖がっていますが、

彼らにとって僕らはお兄さんお姉さんです。

だから怖がったりしません。

僕たちと彼らは一緒に楽しく勉強することができます。

ー全部でメンバーは何人いますか?

11人です。11人が3つのグループに分かれて、

2日ずつ担当しています。

ー補習教室運営費基金も作ったんですよね?今いくらありますか?

305rsあります。これから増やしていこうと思います。

ーこの補習教室はこの先もずっと続けていくことができると思いますか?

はい、できると思います。長期の休みの時以外、学校に

登校している間は続けられると思います。

小さな弟妹たちのために無償で

教えることに僕たちは賛同しています。
 

 

 

最後にクラブの運営費についての

概算はこちらです。

 

 

 

子供たちの指導に関する

マンパワーは基本的に無償

特別なトレーニングや

モチベーションを上げるための

プログラムは別途必要な予算を

割くということにしています。

 

費用の3分の2は

補習教室前に提供される

軽食の準備代とのこと

 

 

低学年の子供たちに軽食として

学校から支給されている安価で栄養のあるおやつの例

 

 

この3分の2の費用を

各家庭やコミュニティーで

どこまで分担・負担できるかが

このプロジェクトが今後

ほかの地域でも

実践することができるかどうかの

分かれ目に

なってくるといえるでしょう。

 

近日中に保護者の方たちと

ミーティングの機会を設け

軽食代を各家庭から

負担できないかを相談して

予算を立て直すということで

レポートは締めくくられていました。

 

1回の軽食代は15rsで見積もっていますが

地元の食材資源を活用したり

無償の食材提供を呼びかけるなど

お金をかけずにできることを

コミュニティーに呼びかけることで

継続可能な運営方法を

探してもらえたらと思って言います

 

立ち上げから1年を目安に

月々の運営費の経済的支援からは

手を引くことを前提に支援をしますと

初めに伝えてありますが

それは、一つでも多くの学校の

補習教室プロジェクト立ち上げを

応援したいから

 

自営システムを確立するまでを

見届けることが

スンダリ国際支援連絡会議の

支援だと思っています

 

 

本プロジェクトに対する

金銭的サポートや

文房具などのサポートを

ご検討してくださる方からの

ご連絡をお待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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