2015年7月から2016年12月にかけて、ダフェプロジェクトがネパールと日本で取り組んだTERAKOYAプロジェクトの軌跡をフォトアルバムにまとめました。ページ数や掲載できる写真の枚数の関係で泣く泣く掲載を断念した写真がたくさんあります。
このフォトアルバムをまとめながら
TERAKOYAプロジェクトの意味や役割
継続可能であることの仕組み
発展性と今後の可能性
子供から大人まで楽しめる縁筆プロジェクトイベントのアイディア
について考えていました。
今年はもっとたくさんの人たちと繋がって楽しみながらこの支援活動を続けていきたいとおもっています。
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ご縁でつながる世界の仕組み
ネパールの無償学習塾と新聞紙鉛筆の物語
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ご縁でつながる世界の仕組み
ネパールの無償学習塾と新聞紙鉛筆の物語
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TERAKOYA学習塾誕生の物語
ネパール大震災による被災者が暮らす避難テント村
(カトマンズ市チュッチェパティ2015年5月撮影)
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ネパール大震災から3カ月。緊急支援がひと段落ついた頃。震源地から避難してきた家族と地元の貧困世帯の子供たちの、震災時の混乱によって遅れた学習状況を改善する必要があることに気が付いた現地NGOビジェタエココミュニティーの代表は自身が所有している倒壊した古い家屋を修復して子供のシェルターを作りました。
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2015年7月24日から試験的に始められていた子供シェルターを「TERAKOYA学習塾」と命名し、2015年8月4日に開塾式をしました。
運営には地元の大学生たちも有料ボランティア教師として協力してくれています。彼らに支払われる謝礼もまた、彼らが通う大学の学費にあてられます。
子供達はTERAKOYA学習塾でその日学校から出された宿題を終わらせて家に帰ります。貧困世帯の子供の両親は幼少時学校に通っていなかった人も多く、簡単な内容の宿題さえ見てあげることが出来きませんでした。
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TERAKOYA縁筆誕生の物語
新聞紙鉛筆につける
ラベルを切っている鉛筆工場の女性(2015年7月)
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2015年7月。新聞紙で鉛筆を作るという事業で社会起業した女性たちの会社と知り合いました。そこには未亡人や障がいのある女性たちが働いていました。彼女たちもまた被災して経済的に困窮していました。新聞紙鉛筆を購入することでTERAKOYA学習塾を支援する仕組みが作れないものかとダフェプロジェクトは考えました。
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2015年8月。ネパール雑貨ブランド「ブランカモンティーノ」のコーディネートで、日本の方から託された義援金で新聞紙鉛筆を購入し、支援者の名前とメッセージを印刷したラベルを貼った「TERAKOYA縁筆」をつくり、被災した子供たちに配りに行くことから始めました。
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“新聞紙で出来ている鉛筆なんてはじめてみた”
左:カトマンズの肢体不自由児の寄宿舎にて(2015年8月)
右:スンダリジャルにある公立学校にて(2015年8月)
20・21ページ:バッテダンダ村の学校にて(2015年9月)
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縁筆ワークショップがつなげる世界の物語 日本編
岡山の学童保育で行われた縁筆ワークショップ (2016年3月)
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日本の子供たちにネパールのお話をしながら紙鉛筆を作るワークショップを行いました。
左:熊本益城町の学童で縁筆WS(2016年5月)
右上段:福島いわき市で縁筆WS(2016年12月)
右下段:大阪府十三ゆるらかふぇで縁筆WS(2016年8月)
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左上段:北九州で行われた縁筆WS(2016年11月)
左下段:東京成増で行われた縁筆WS(2016年5月)
右:岡山フェアトレードデーで行われた縁筆WS(2016年5月)
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鉛筆は大人も子供もお年寄りも日本人も外国人も
誰でも使えるユニバーサルな文房具です。
縁筆作りを通じて
やさしい世界がつながっていきました。
自分で作った「世界で一つの鉛筆」で
誰に何を伝えるかも
縁筆プロジェクトの大切なテーマです。
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縁筆ワークショップがつなげる世界の物語 ネパール編
バッテダンダ村の学校で行われた縁筆
デコレーションワークショップ (2016年1月)
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思い思いのデコレーションをほどこした縁筆で
日本の子供達から寄せられた
ネパールに関する質問に答えの手紙を書きました。
前頁:バッテダンダ村デコ縁筆WS(2016年1月)
本頁:スンダリジャル村デコ縁筆WS(2016年3月)
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縁筆募金の物語
ネパール支援をしているバナナくらぶが
日本の会員さん向けに作ったネパール応援縁筆 (2016年12月)
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右:登山家 栗城多史さんのクラウドファウンディングの
リターンに採用してもらいました。(2016年9月)
左:ネパールで行われた植樹祭に参加した子供たちに配られた
記念文房具に縁筆を採用してもらいました。(2016年6月)
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横浜のネパールレストラン「エミネパール」の開店5周年記念の
記念品として縁筆を採用してもらいました。(2016年12月)
大阪十三のゆるらかふぇ店内でやっている「ネパールチャリティー500円募金」に
採用してもらいました。縁筆3本と鉛筆削り1個のセットです。(2016年10月)
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貧困世帯のネパールの子供と女性の経済的自立を応援する仕組みつくりをするのがTERAKOYAプロジェクトです。TERAKOYA学習塾の「子供たち」と鉛筆工場の「女性たち」とこの物語を読んだ「あなた」。縁筆が取り持つご縁でつながってみませんか?
ダフェプロジェクトではTERAKOYAプロジェクトを応援してくれる個人・団体・企業を募集しています。お気軽にご連絡ください。→検索サイトで「ダフェプロジェクト」で検索してください。
左:日本から来たお客さんにネパールの国歌を歌っておもてなしする
TERAKOYA学習塾の子供たち(2016年9月)
企画:ダフェプロジェクト(岡山)
編集:スンダリミカ(ネパール大衆歌謡歌手)
協力:ブランカモンティーノ(ネパール製紙縁筆製作)
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おしまい
しまうまプリントの
フォトブックでした。